東北学院大学

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懐かしい鮎川『牡鹿半島・思い出広場』のトークショーとイベント 来場御礼

2016年02月16日

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 2月7日から11日まで開催された東北学院大学文化財レスキュー班(歴史学科の民俗学実習にて活動)のイベント『牡鹿半島・思い出広場』がイオンモール石巻で開催されました。
 最終日となった11日、11時からは、明治時代の牡鹿半島を写した貴重な写真を紹介しながら、昭和三陸津波以前のすがたに思いをめぐらせる「Ayu Café(鮎カフェ)」がオープン。本学文学部の加藤幸治准教授に加え、鮎川の風景を思う会代表の成澤正博氏、東京農業大学の宇仁義和嘱託准教授の三名が登壇しました。

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 今から100年も前に鮎川を訪れた世界的な冒険家ロイ・チャップマン・アンドリュースが撮影した鮎川の写真を紹介しながら民俗学の楽しさを披露しました。この冒険家アンドリュースが映画になったインディアナ・ジョーンズのモデルとなったことや、自然史博物館には鮎川で獲られたクジラの骨格標本が展示されていたことなど、初めて耳にする話題がたくさん披露されました。トークの最後にはこれら発掘された写真をさらに分析し、今年の夏には鮎川で写真展開催を開催したいと企画の一端を披露しました。

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 午後からは、牡鹿半島で使われてきた民具を楽しみながら知るゲーム「MINGUバトル・アルティメット」や、石巻の方言を使ったカンバッチ制作といった子ども向けのワークショップが開催され、多くの親子連れでにぎわいました。
 来場者向けに用意したブックレット(展示写真集)は在庫がなくなるほどの来場者でした。「Ayu Café」の参加者は約50名、「MINGUバトル・アルティメット」の参加者は約90名、カンバッチ制作のワークショップ参加者は145名、展示への来場者は5日間でのべ600名あまりでした。ご来場いただきました皆さまありがとうございました。

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