東北学院大学

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文化財レスキュー企画展 「くじら探検記」~「鯨まつりのにぎわい」

2016年08月18日

 

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 8月11日から14日の4日間、石巻市・鮎川に新設された石巻市復興まちづくり情報交流館・牡鹿館において、企画展「くじら探検記」が開催されました。この企画は震災の年から、文化財レスキュー「牡鹿半島・思い出広場」としてこの時期に毎年開催されている展示会です。
 今年の「くじら探検記」は、東京農業大学生物産業学部の宇仁義和氏がアメリカ自然史博物館で発見したもので、同博物館の提供により実現した展示会です。今から約100年前の鮎川の風景を活写した人物は、米国人の探検家ロイ・チャップマン・アンドリース。彼は映画『インディー・ジョーンズ』のモデルになった人物としても知られています。100点余りの発掘された写真の中から宇仁氏より東北学院大学博物館が画像提供を受けた写真30点をパネル作成し、企画展「クジラ探検記」として開催されたものです。写真には、捕鯨でにぎわう明治の鮎川が映し出されています。
 会期中は晴天に恵まれ、お盆の帰省客なども含め多くの方々が特別展会場に足を運んでくださいました。改めまして感謝申し上げます。

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 企画展「クジラ探検記」は14日で終了しましたが、引き続き同会場で、15日から9月5日まで、「第12回 文化財レスキュー企画展 鯨まつりのにぎわい」(入場無料)が開催されています。
 こちらは鮎川在住の大工、鹿井清介氏が長年にわたって鮎川の姿を撮影してきたネガから中から60年前の鯨まつりの写真をお借りして展示しています。
 主催者の東北学院大学文学部歴史学科の加藤幸治教授は「かつての鮎川の暮らしのイメージを思い起こしていただきながら、復興していく地域がもともと持っていた文化に誇りを取り戻してもらうきっかけにしてほしい」と語っています。
 ぜひ、この機会に展示会をご覧ください。

○開催のお知らせ記事はこちら
https://www.tohoku-gakuin.ac.jp/info/top/160725-4.html

〇問い合わせ先
東北学院大学博物館
仙台市青葉区土樋一丁目3-1 TEL.022-264-6920