東北学院大学

新着情報

多賀城市の中学生対象:科学技術を楽しく学ぶ「工学に関わる啓発活動」を開催

2016年09月12日

 東北学院大学工学総合研究所では、例年、多賀城市の中学生を対象に、科学技術の大切さと楽しさを理解することによって、より理工学に親しんでもらうことを目的とした『工学に関わる啓発活動』を実施しています。今年は9月9日(金)に、多賀城市立東豊中学校3年生89名を対象として、ロボット、エンジン、バーコードや電池など12の研究分野をテーマにした実習が行われました。

 始めに、嶋 敏之工学総合研究所長より、「この講座は、今年で開催8回を迎えました。今回、研究室の学生スタッフのなかに、本講座に参加した東豊中学校の卒業生もサポートとして加わっており、とても嬉しく思っています。エネルギー資源の乏しい日本にとって、科学技術は未来を切り拓く力となります。なかなか大学の研究室・実験室に入る機会は少ないと思いますので、疑問に思ったことはぜひ積極的に質問してください。そして、今回の講座から様々なことを吸収し、これからの学びに役立てていただければ幸いです」との挨拶がありました。
 
 その後、生徒たちは事前に選択した希望の実習テーマに分かれ、学生スタッフの案内により、実習会場へ移動しました。
 機械知能工学科の熊谷正朗教授のロボット工学では、身近なロボットの紹介をはじめ、ロボットを学ぶために必要となる分野について説明がありました。その後、生徒たちは、ロボットの二輪を制御して倒れないようにする課題に挑戦し、熱心にバランス調整を行っていました。また、機械知能工学科の小野憲文教授の実習では、空気の力を利用して物体を浮上・走行させるホバークラフトの作成に挑戦していました。ホバークラフトの不思議な動きに生徒たちは驚きの表情を浮かべていました。

 他の実習でも参加生徒は熱心に課題に取り組む様子が見られた今年の「工学に関わる啓発活動」。科学技術の不思議を発見し、感動・驚きを体験することで、工学へ新たな好奇心が芽生える機会となりました。

160912-4_1.jpg 160912-4_2.jpg

160912-4_3.jpg 160912-4_4.jpg

160912-4_5.jpg 160912-4_6.jpg

160912-4_7.jpg 160912-4_8.jpg