東北学院大学

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奨学金給付・調査研究助成金に関するトランスコスモス財団との調印式・報告会が行われました

2017年05月01日

170501-2_8.jpg 東北学院大学経営学部が公益財団法人トランスコスモス財団の奨学金給付事業および調査研究助成事業の指定校に選定されたことを受け、4月27日、土樋キャンパス本館にて公益財団法人トランスコスモス財団より平井孝始副理事長と名倉英紀理事、本学より高橋志朗経営学部長と村山貴俊経営学部教授が出席し、覚書を取り交わす調印式および報告会が行われました。
 公益財団法人トランスコスモス財団とは、ITアウトソーシング事業を展開するトランスコスモス株式会社の創業者である奥田耕己氏が、私財を拠出して平成3年に出身地である和歌山県に財団法人奥田育英会を設立。和歌山県内の高校生や和歌山県出身の大学生に対して主に奨学金の給付や図書の寄贈を行ってきました。そして、トランスコスモス株式会社が創業50周年を迎えたことと、これまでの和歌山県内だけではなく全国の学生たちにも寄与したいという強い思いから、全国から選定した10数校を対象に奨学金や調査研究助成を行うことになりました。
 本学の選定は東北地区の大学で唯一であり、奨学金給付事業として経営学部の成績優秀者3名の学生に年額60万円ずつ最長2年間支給。調査研究助成事業としてICT(情報通信技術)関連の研究チーム(経営学部の村山貴俊教授、松岡孝介准教授、秋池篤講師)に100万円が助成されます。
 報告会の場で公益財団法人トランスコスモス財団を代表して平井副理事長は「東北学院大学は東北最大の私立大学であり、東北における人材育成に取り組まれていることから指定校に選出させていただきました。学生たちの勉学および学術研究に少しでも協力できたらと思っています」とあいさつしました。
 続いて、高橋経営学部長は「学生たちの家庭環境には少なからず東日本大震災の影響がある中、このたびの選定はとても光栄なことであり、励みにもなります。今後も優秀な人材の輩出に努力してまいります」と述べました。
 また、研究チームの村山教授は「震災以降、東北の各地域は観光産業の振興に力を入れています。しかし東北地方は良い観光資源が持ちながら、その情報をうまく発信できていないことが、これまでのアンケート調査で分かっています。このたびの助成金では、ICTを活用して観光資源を効果的に発信する方策について調査を行う予定です」と、今後の研究についての意欲を語りました。

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