東北学院大学

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共生社会経済学科の黒坂先生 ハンセン病市民学会 「第1回神美知宏(こうみちひろ)・谺(こだま)雄二記念人権賞」(研究部門)を 受賞されました

2017年05月23日

 第13回ハンセン病市民学会の総会と交流集会が20日、岡山市北区の市民会館で開かれ、全国から約600人が出席しました。熊本県のハンセン病家族訴訟の支援や、患者の刑事裁判が隔離された「特別法廷」で開かれていた問題の検証を進める活動方針を採択しました。
 「島と生きる」をテーマにした今回は長島愛生園(瀬戸内市)と邑久光明園(同)がある岡山、大島青松園(高松市)がある香川の両県を会場に19日に開幕しました。総会では新設された「第1回神美知宏(こうみちひろ)・谺(こだま)雄二記念人権賞」の表彰もあり、研究部門で「ハンセン病家族たちの物語」を著した東北学院大学経済学部の黒坂愛衣准教授が、活動部門で長島愛生園と交流を続ける広島県福山市の盈進(えいしん)中学高校のヒューマンライツ部が受賞しました。
 「隔離の歴史をのこし、つなぐ」と題したパネルディスカッションでは、入所者や法曹界、建築分野、地元自治体の代表者が討議し、療養所の永続化に向けて国へ法整備を求めることや、ハワイやフィリピンなど環太平洋にわたる療養所の歴史を見直す必要性について意見を交わしました。21日には瀬戸内市内の二つの療養所で分科会などがあります。
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