東北学院大学

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IEEEで工学研究科機械工学専攻2年 大場 拓さんが学生優秀論文賞を受賞

2017年07月13日

 7月3日~7日に、ドイツ・ミュンヘンで開催された知能メカトロニクス技術に関する国際会議、IEEE International Conference on Advanced Intelligent Mechatronics (AIM2017) において、工学研究科機械工学専攻2年 大場 拓さんが学生優秀論文賞を受賞しました。
 本会議は、メカトロニクス分野におけるトップレベルの会議の一つであり、毎年、最先端の研究成果が公開される注目度の高い会議です。
 大場さんの発表論文は、四肢障がい者の利用を目的とした「舌で使用するジョイスティックシステム」に関するものです。本システムは、スティック操作時の硬さを調節できる機能を持ち、この制御を利用して対話的な機器操作を実現します。例えば、電動車椅子への応用では、見落とした障害物の存在を、スティックを硬くすることで知らせ、より安全な経路へと誘導していく機能の実現が期待されます。舌の運動、力覚に関する詳細な解析に基づいたジョイスティックの設計手法および、その可能性が高く評価されました。
 300件を超える論文の中から選ばれた5件の受賞論文の一つとして、発表後の質疑応答では多くの質問を受け、非常に高い関心を集めました。

170713-1-1.jpg受賞者  : 工学研究科 機械工学専攻2年 大場 拓
受賞論文 : Tongue-operated joystick device with reaction force feedback mechanism
受賞内容 : 学生優秀論文賞
学会詳細 : IEEE International Conference on Advanced Intelligent Mechatronics 
                (AIM2017)、 2017.7.3~7.7 、ドイツ・ミュンヘン市 
学会URL:  http://www.aim2017.org/