東北学院大学

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大学間連携災害ボランティアシンポジウム「被災地支援に期待される学生ボランティアを考える」開催のご案内

2017年11月07日

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 今年も日本列島を襲った幾多の自然災害。甚大な被害を受けた被災地には、発災直後より数多くのボランティアが全国各地から駆けつけ、復興に向けた懸命な支援活動が行われています。深く傷ついた被災地を社会全体で励まし、支えていこうとする動きは、ボランティア元年から約20年の時を経た現在、この国において社会的慣習になりつつあるのかもしれません。
 2011年12月に第1回のシンポジウムを開催して以来、本シンポジウムでは、被災者によって異なる、また、発災より時間が経つにつれ変化するボランティアニーズに対して、学生ボランティアがどのように関わることができるのかという課題を一貫して議論してきました。この課題は、あたかも一次方程式の解のごとく、厳密解が得られるものではないかもしれませんが、今年も様々な視点で議論を行う中で、近似解を探っていきたいと考えています。
 東日本大震災の被災地では、いまだなお多くの支援が必要とされており、個人の努力と公的な支援の間をつなぐ支援の必要性が求められています。今年のシンポジウムでは、関西大学の菅磨志保氏より、社会学(災害社会学)の視点から、“支援”という社会関係について考える基調講演を行っていただきます。その後、東日本大震災の被災地のひとつである宮城県名取市において、日々、住民代表、支援者代表、学生代表として、これからの地域をどのように再生していくかといった課題に取り組んでいる関係者より、地域の現状と課題について報告いただきます。
 以上のような被災地の現状と課題を知ることにより、現地での学生ボランティアに期待される役割を再認識していきたいと考えます。

開催日時:

 平成29年12月16日(土)11時~16時30分(終了予定)
 ※申込不要・入場無料

開催場所:

 東北学院大学土樋キャンパス ホーイ記念館ホール(地階)

実施形態:

 東北学院大学災害ボランティアステーション、復興大学災害ボランティアステーション、大学間連携災害ボランティアネットワーク共催

プログラム内容:

 メイン会場:東北学院大学 ホーイ記念館ホール(地階)

11:00~11:10 挨拶 開会
 松本 宣郎 (東北学院大学学長)

11:10~12:30 セッション1 基調講演「支援と受援の社会学(仮)~災害多発時代を乗り越えるために~」
 菅 磨志保氏(関西大学社会安全研究科・社会安全学部准教授)

12:30~13:30 休憩
 大学間連携災害ボランティアネットワーク参加大学の活動紹介パネル展示企画
 (ホーイ記念館 ホール(地階)のエントランス)

13:30~15:10 セッション2 市民フォーラム
 「宮城県名取市における地域コミュニティ再生の試み(仮)」 
 報告者:
  長沼 俊幸氏(元 名取市愛島東部仮設団地自治会役員)
  宇佐美 久夫氏(名取市美田園北復興公営住宅自治会役員・民生委員・閖上まちづくり協議会役員)
  菊地 麻理子氏(名取市サポートセンター「どっと.なとり」(JOCA) 統括)
  尚絅学院大学学生
 コーディネーター:松田 道雄氏(尚絅学院大学エクステンションセンター長)

15:10~15:20 休憩

15:20~16:20 セッション3 リレートーク 会場:ホーイ記念館 ホール(地階)
 ※大学間連携災害ボランティアネットワーク参加大学の学生ごとにボランティア活動紹介と課題を発表。10大学ほどを想定。

16:20~16:30 挨拶 閉会 会場:ホーイ記念館 ホール(地階)
 伊鹿倉 正司
 (東北学院大学災害ボランティアステーション所長・同大学経済学部教授)

16:30~18:30 学生間企画学生間ワークショップ
 会場:ホーイ記念館2階H201教室
 コーディネーター:東北学院大学学生
 ※学生による学生対象のワークショップになります。

17:30~   情報交換会大学間連携災害ボランティアネットワーク意見交換会
 会場:ホーイ記念館 音楽室(地階)
 ※教職員対象の意見交換会になります。申込希望の方は、以下の問合せ先へご連絡をお願いいたします。

問合せ先:

大学間連携災害ボランティアネットワーク事務局(東北学院大学災害ボランティアステーション事務局内)
〒980-8511 仙台市青葉区土樋一丁目3-1
東北学院大学 土樋キャンパス内 7号館2階725教室
TEL:022-264-6521 FAX:022-264-6522
MAIL:tgvolu@staff.tohoku-gakuin.ac.jp