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平成29年度大学間連携災害ボランティアシンポジウム「被災地支援に期待される学生ボランティアを考える」開催報告

2017年12月26日

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 12月16日、土樋キャンパスのホーイ記念館ホールにおいて、平成29年度大学間連携災害ボランティアシンポジウム「被災地支援に期待される学生ボランティアを考える」が開催されました。
 本シンポジウムは、本学をはじめとした学生ボランティアが被災地で期待されていることは一体どんなことなのかについて、学術的なリサーチや様々な体験談などから共に考えていく場となりました。
 開会のあいさつに立った松本宣郎学長は「本日お越しいただいた菅先生や地域におけるボランティア活動のお話も伺い、学生ボランティアの活動報告を振り返りつつ、今後起こりうる災害に備えてボランティア精神を持つ人が増えるきっかけとなることを期待しています」と述べました。
 セッション1の基調講演は、「支援と受援の社会学~災害多発時代を乗り越えるために~」と題して、関西大学社会安全学部社会安全研究科准教授の菅磨志保氏が登壇。阪神淡路大震災で親類が被災し、支援に駆けつけた経験を持つ菅氏は、阪神淡路大震災、新潟中越地震、能登半島沖地震、東日本大震災という実際の災害を取り上げ、行政を含めた災害時の対応、ボランティアの立場や役割の変化などを紹介。「行政だったら予算の範囲でここまでやれるとなりますが、ボランティア活動というのは、ここまでやればいいというのがない。だから、みんなでミッションステートメントを作って目標を共有していく。さらに、その目標が達成できているのか。これらのことは支援の過程に共通に見られることだと思います」と述べました。

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 セッション2では「宮城県名取市における地域コミュニティ再生の試み」と題した市民フォーラムが行われました。尚絅学院大学エクステンションセンター長の松田道雄氏をコーディネーターに、パネリストとして東日本大震災の被災者でありながら地元・名取市で自治会役員を務めてきた長沼俊幸氏と宇佐見久夫氏、名取市サポートセンター「どっと、なとり」の菊地麻理子氏、キャンパスがある名取市などでボランティア活動を行っている尚絅学院大学学生の伊藤ちひろ氏の4名が、それぞれの視点から地域コミュニティについて報告しました。
 中でも、長沼氏と宇佐見氏から「学生ならではの知恵とアイデアを遠慮なく持ち込んでほしい」、「大学を卒業しても、もうひとつの実家に帰省するような気持ちでまた名取に来てほしい」など、実際に学生ボランティアと触れ合ったから語られた被災地のリアルなニーズが印象的でした。

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 続いて行われたセッション3では、全国で積極的なボランティア活動を行っている本学の災害ボランティアステーションをはじめとした全11大学の学生によるリレートークが行われ、日頃の活動内容と今後の課題などを報告しました。
 最後に東北学院大学災害ボランティアステーション所長・経済学部教授の伊鹿倉正司氏が総括し、本シンポジウムは閉会となりました。
 また、シンポジウム終了後には「学生間ワークショップ」、「大学間連携災害ボランティアネットワーク意見交換会」が行われ、予定されていたすべてのプログラムを終了しました。

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