東北学院大学

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【短期集中連載】「オリエンテーションリーダー」(第8回)

2018年02月28日

 合同トレーニングの最初のプログラムは、石垣茂光学生部長による「リーダーとしての心構え」と題した講話でした。一般的なリーダー論ではなく、本学のオリエンテーションリーダーとしての心構えについて、わかりやすく丁寧にお話いただきました。

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 リーダーに意見を述べさせる形式で進められ、緊張感をもった講話となりました。みな真剣に話しを聴いており、彼らの意識の高さを垣間見ることができました。講話の最後に、学生部長としてリーダーの皆さんにお願いしたいこととして、①リーダーとして引っ張るというよりは、寄り添って後ろから支えてあげて欲しい、②新入生を集団として見ないで、一人ひとりの人間として見て接して欲しい、と伝えられました。

 

 小休止を挟んで、次のプログラムが始まる直前、一人のリーダーが声を上げました。
「間もなく次のプログラムが始まりますので、静かに待ちましょう。」
 その瞬間、会場は水を打ったように静まり返りました。

 このあたりはリーダーの良き伝統が継承されていると感じました。しかし欲を言えば、言われる前にその状態にならなければいけないのだと、早くみんなに気付いて欲しいとも思います。

 

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 続いてのプログラムは、吉田新宗教主任による「礼拝の進め方」の講話となりました。リーダーはオリエンテーション期間中の一泊二日のキャンプで、新入生を相手に礼拝を行います。このために、合同トレーニングで宗教部の先生による講義を受け、練習として活動期間中の毎日の朝礼において自分たちで礼拝を行います。吉田先生からは講話の冒頭で、「クリスチャンでもなく、学生である自分が礼拝をやってもいいのだろうかと皆さん心配していると思いますが、まったく問題ありません。東北学院は創立以来130年間、一日も欠かすことなく礼拝を守ってきました。そんな東北学院の学生である皆さんが礼拝を執り行うことは自然なことです」と話されました。この言葉を聴いて、リーダー達は今後安心して礼拝を行うことができるでしょう。

(次回へ続く)