東北学院大学

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【短期集中連載】「オリエンテーションリーダー」(第12回)

2018年03月13日

 施設に関する質問が一段落したところで、今度は館内施設の見学調査になりました。ホテルの方の案内で、当日使用予定のグループ集会場となる広間や、面談会場となる小部屋などを見学し、その際に通る階段・通路などの動線のチェックも欠かせません。

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 施設見学が終わると、夕食までの時間、先ほどの質疑応答や施設見学の結果を踏まえて再検討が行われます。新たな疑問や質問は、翌日までに解決しなければなりません。最初で最後の施設調査のチャンスなので、時間の無駄は許されません。

 ここで一つハプニングが発生しました。先ほど見学した広間をもう一度確認に行ったところ、今度は照明が点いておらず真っ暗でした。電源はどこかと探しましたが見つかりません。暗くて調査にならず困っていたところで学生課職員がフロントに連絡するようアドバイス。程なく無事に照明が点いて調査が再開されました。このような不測の事態にも臨機応変に対応できるようにならなければリーダーは務まりません。こういった経験を重ねて、頼られるリーダーとして成長していくのです。

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 夕食の時間となり、食事会場へと移動しました。待ちに待った楽しい夕食の時間ですが、この時間もまた単なる食事時間というわけには行きません。キャンプ本番と同じ会場・メニューなので、会場レイアウトの確認やメニューのチェックなども重要な仕事の一つです。アレルギー対応も昨今では重要な業務となっており、細心の注意を払って間違いはできません。とはいえ、活動で疲れたうえにお腹も減ったリーダーにとっては、やはり楽しい食事時間となったようで、バイキングで時間いっぱいお腹いっぱい食べていました。

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 食後は広間に集合して、キャンプ当日に新入生が行うレクリエーションの練習などが行われ、この日の活動は終了となりました。

 翌日は朝食の後、午前中は誘導練習、午後から閉校式と礼拝が行われ、全てのプログラムが終了となり、帰路へとつきました。

 このリーダーズキャンプで得た知識や経験を活かして、キャンプ本番では大いに活躍してもらいたいと思います。

リーダー四方山(よもやま)話
 オリエンテーションリーダーは学内やキャンプ施設の誘導に関することにたくさんの時間を割きます。誘導担当として、誘導経路や時間配分を考えるリーダーもいます。誘導は一見簡単そうに見えますが、限られた時間内に数百人という新入生を効率よく誘導することは実はすごく大変です。エレベーターや階段は限られますので、時間差や回り道などを駆使しながら上手に誘導しないと、滞ったり鉢合わせしたりなど、予期せぬトラブルの原因となります。もし階段で詰まったりすると、非常に危険な状態も想定され、細心の注意が必要です。また、慣れない新入生を誘導することになりますので、時間通りに誘導することも難しく、より一層困難なものとさせています。

 

(次回へ続く)