東北学院大学

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「若い力で東北の未来を考える! 東北出身学生による東北まちづくりワークショップ」最終報告会開催報告

2018年03月27日

180327-2_5.jpg 仙台市が主催し、本学がプログラム等でのサポートを行ってきた「若い力で東北の未来を考える! 東北出身学生による東北まちづくりワークショップ」。180327-2_4.jpgこの事業は、急激な人口減少や高齢化、地域を担う人材不足などの課題を対処する上で、東北出身の学生たちの力によって、東北全体の活性化や未来を考えることを目的にスタートしました。
 2017年度は岩手県盛岡市をフィールドとし、自治体、企業、地域の方々とともに地域が抱えている課題を解決できる策を、本学の学生などが探究。そして、取りまとめたアイデアを谷藤裕明盛岡市長と市職員の方々へプレゼンテーションする最終報告会が、3月22日、盛岡市役所内で行われました。
 冒頭、仙台市文化観光局東北連携推進室の檜森亮室長は「皆さんがこれまで一生懸命取り組んできた考えを堂々と発表していただいて、これをきっかけに皆さんがもっと東北を知り、これからの活動に役立てていただきたいと思います」とあいさつしました。

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 プレゼンテーションを行った3組からは、「盛岡市の企業に若者が定着するためには、学生が企業のWEBサイトを作ることや、メンター制度を導入することで企業の魅力に気づけ、職場の定着率向上に繋がると考えました」、「盛岡市へのUターン時に希望が多く、実際に人材が不足している看護職に着目し、医療機関と盛岡市の魅力を伝えられる旅行会社とをマッチングさせる協働事業を行政がサポートすることで、移住定住を促進させたい」、「盛岡市で労働生産性の低い不動産業の底上げを図るために労働と資本などを回帰分析し、その結果、不動産業の技術水準を高めることが効果的であると考え、遠方からも自由に閲覧可能で、人件費も削減できるVR技術を導入することで、他業種を含めた全体的な労働生産性の向上を目指したい」と提言しました。
 報告を聞いた谷藤市長は「今後も盛岡市について、こうした考えを続けていただければ幸いです」と、講評と期待を述べました。
 その後、学生たちは檜森室長から一人ずつ修了証を受け取り、報告会は幕を下ろしました。本事業に参加した経済学科2年の磯島悠斗さんは「データの収集に苦労しましたが、いろいろな方からアドバイスをいただくことができ、そうして得られた知識をメンバーと共有できたことは良かったですし、この経験はとても大きな自信になりました」と語りました。

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