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「事前復興への標(しるべ) 被災地に新しいコモンズの可能性を探る」を開催します

2018年07月13日

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 東日本大震災から7年半が過ぎようとしています。巨大防潮堤に守られ、盛り土された土地の上で「新しいまち」が姿を現しています。しかしその空間復興の過程で、生態系や景観の劣化、人と海の繋がりの喪失、コミュニティの崩壊などの問題が発生しています。それらは、規制緩和など極端な土地所有権の行使や商品化・市場主義経済の進展とあいまって、復興のテーマとされた「持続可能な発展」とは異なる地域社会の空洞化を招いています。同時にそれは、生態系に順応した減災(Eco-DRR)の実現、市民の災害対応能力(レジリエンス)の醸成の軽視にも繋がっています。
 本フォーラムでは、沿岸域の土地利用の再考について、「コモンズ」(生態資源の持続的な活用を守り地域社会の安定化を担ってきた共同・協働的な土地利用)の観点から再認識し、さらには対話・ネットワークの場の創出、再コミュニティ化の方向性について、多様な側面から提案をしていきたいと思います。この復興の取り組みを、環境とコミュニティの破壊を伴った巨大なゴーストタウン整備に終わらせないためにも、皆さんと共にこの問題を考えていきたいと思います。

日時:2018年8月5日(日)10:00~13:00
会場:石巻市防災センター(2階)多目的ホール
【住所】〒986-0825 石巻市穀町12-4 ※石巻市役所南東
 ※ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。

プログラム

10:00 開会
    開会の挨拶  阿部重樹(本学 学長室長)
    趣旨説明   五十嵐敬喜 氏(法政大学名誉教授/現代総有研究所所長)

10:10 講演
   1.「日本の海岸制度と地域社会」   清野聡子 氏(九州大学工学研究院准教授)
   2.「復興と回復:コンクリートの主権性」 マイケル・フィッシュ(シカゴ大学人類学部准教授)
   3.「地域の風土から学ぶ持続可能な土地利用の模索と実践~被災地一般に求められる順応的復興の道筋~」 阿部聡史 氏(環境デザイナー)
   4.「広域連携による海浜植生の復元活動と防潮堤の砂丘化~新たに作られた架橋的社会関係資本によるコモンズ形成と自然再生の模索~」  
      鈴木玲 氏(北の里浜花のかけはしネットワーク代表)
11:50 休憩
12:00 提議(ブレインストーミング)
12:50 閉会の挨拶
13:00 閉会