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【東北学院大学キリスト教文化研究所 研究フォーラム2018】ロマネスクから ゴシックへ(11/24開催)

2018年10月16日

東北学院大学キリスト教文化研究所 研究フォーラム2018
ロマネスクからゴシックへ ― 見えない神から見える神へ


申込不要   無 料   土 樋


日時:平成30年11月24日(土) 13:30~16:00
会場:土樋キャンパス ホーイ記念館ホール 

 

パリ郊外にあるサン=ドニ修道院付属聖堂の西正面、そして東側祭室部分は1140年代に改築されたものであり、いわゆる「ゴシック建築」の先駆けとして名高い。この様式にはさまざまな特徴が挙げられるが、その一つに光の積極的な取り入れがある。これは単なる建築の形態的特徴であるだけでなく、光に対する神学的思想を背景としたものである。すなわち聖堂の改築作業を指揮したサン=ドニ修道院大修道院長シュジェールは、その文書において光を称揚し、人間の精神をイエス・キリストのもとへと上昇せしめるものであると考えたのである。
 そこで本講座では、彼の記述と当時の思想的文脈を基に、聖堂に溢れる光のキリスト教的意味を探求する。

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日 時:11月24日(土)13:30~16:00
会 場:土樋キャンパス8号館 押川記念ホール
講 演:
 「神が見えるという逆説」
      鐸木 道剛(すずき みちたか) 本学文学部教授

【講師略歴】
1950年大阪生まれ、東京大学文学部卒。ユーゴスラビア政府給付留学生としてベオグラード大学に留学。岡山大学教授を経て、2016年より東北学院大学教授。専門は美術史、とくにビザンティンとロシアと日本のイコン。主な著書は『イコン―ビザンティン世界からロシア、日本へ 』(毎日新聞社)、『山下りん研究』 (岡山大学文学部研究叢書)、『ヒランダル修道院』(翻訳)。


 「シュジェールの光とゴシックの光:なぜサン=ドニは『輝いた』のか」
      坂田 奈々絵 (さかた ななえ) 清泉女子大学講師

【講師略歴】
1987年生まれ。2015年に上智大学神学研究科博士後期課程満期退学。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2018年より清泉女子大学専任講師。主な論文に「サン=ドニのシュジェにおける祭儀と装飾の連関について ──クレルヴォーのベルナールとの対比を中心に──」(『美学』66号、2015年 )、「涙を流す修道士たち」(『善美なる神への愛の諸相』教友社、2016年)他。


対  象 どなたでも受講できます。
申込方法 直接会場にお越しください。
受 講 料  無料
主  催   東北学院大学 キリスト教文化研究所
問合せ先   東北学院大学 研究機関事務課
     TEL 022-264-6401  FAX 022-264-6530