東北学院大学

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闇を照らす光、第69回「公開東北学院クリスマス」開催報告

2018年12月20日

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 第69回「公開東北学院クリスマス」が12月14日(金)18時より土樋キャンパスのラーハウザー記念東北学院礼拝堂において開催されました。本館、大学院棟およびホーイ記念館にはクリスマス気分を盛り上げるブルーを基調としたイルミ181218-2_2.jpgネーションが飾られ、期待とともに階段から堂内に入ると、正面ステンドグラスの右横には大きなクリスマスツリー。パイプオルガン奏者の今井奈緒子教授による演奏とともに、キャンドル・サーヴィスの東北学院合唱団(宗教部聖歌隊、グリークラブ、キャロラーズ有志、中学校・高等学校教諭、生徒、大学OB・OG)が讃美歌111番を歌いながらゆっくりと入場し、野村信宗教部長による招詞の後、讃美歌102番を合唱してクリスマス181218-2_3.jpg礼拝がおごそかに始まりました。
 榴ケ岡高等学校の西間木順宗教主任による「ルカによる福音書 第2章8節~20節」の朗読が行われ、祈禱へと続きました。本学の佐々木哲夫院長が登壇し、今年新たに甦ったステンドグラスのことや説教をお願いした田中牧師の略歴を紹介しました。

 讃美歌114番を参加者全員で歌ったあとに、「クリスマスの光」と題した説教を日本基督教団自由が丘教会主任担任教師の田中光牧師が行いました。クリスマスには暗闇に輝く光のシンボルがあり、象徴となっている。ご自身のカナダでの苦しい留学体験を語りながら、誰にでもある魂の闇路の先には光の導きが待っていることを伝えました。「私たちの暗闇には孤独感や妬み、怒り、焦り、欲望などがあります。それでも、自分の魂を照らす光に導かれて、今があると確信しています。あなたの心の暗闇と対極にある光の存在。みなさんを輝かせ、闇を照らす光に導かれますように」と、祈りの言葉とともに祈禱されました。
 続いて、もっともポピュラーな讃美歌109番「きよしこの夜」をパイ181218-2_4.jpgプオルガンに合わせて一同で合唱。参加者による献金に対して岩上敦郎中学校・高等学校副校長が感謝の祈禱を行い、宗教音楽研究所の中川郁太郎特任准教授の指揮によりオラトリオ「メサイア」(ヘンデル作曲)の壮大な演奏へと入っていきました。ソプラノの鈴木美紀子氏、アルトの谷地畝晶子氏、バスも兼ねた中川郁太郎特任准教授。それぞれの独唱による伸びやかな美声に包まれ、重層的な合唱とは対照的に、荘厳な調べが堂内に響き渡りました。そして、集まったすべての人たちで「ハレルヤ」を合唱し、田中牧師の祝禱により祈りと感謝の余韻に包まれながらエピローグを迎えました。今年は324名の方々がクリスマス礼拝に集い、一足早い本格的な聖夜を分かち合う喜びを共有しました。

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