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英語英文学研究所公開講演会「烏の足跡」ノート開催

2019年03月08日

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 3月2日、ホーイ記念館3階H303教室において、本学文学部の柴田良孝教授による英語英文学研究所公開講演会「烏の足跡」ノートが開催されました。190308-1_2.jpg
 柴田教授は冒頭「辞書を引くことを楽しみに感じるという“私的な”趣味のお話にお付き合いください」と前置きし、「烏の足跡」という一つの表現にまつわる思索と各種の辞典を駆使しての追究の旅の片りんを紹介しました。
 そもそも「烏の足跡」という言葉の初出は何か、その日本語訳は…。
「烏の足跡」というのは目尻の皺のことです。英語では “crow's feet”と書きます。この日本語と英語について、日英の辞書を基にその来歴をたどった講演会は、教室がほぼ満席になる盛況で、先生は時にユーモアを交えつつ、日本の化粧品会社の宣伝文など「烏の足跡=目じりのシワ」という意味、語彙が一般的になった社会背景などにもふれながら解説されました。
 “crow's feet”が「目じりのシワ」であることは辞典に載っているが「烏の足跡」という意味は載っていなかったこと、中国語では目じりのシワを「ニワトリの足跡」、スペイン語では「雄鶏の足」、フランス語では「ガチョウの足」と表現するといった各国語の変異にまで射程が及びました。

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 私的な趣味といいつつ“crow's feet”という言葉の成り立ちと語彙、国ごとの文化や解釈の違いなど様々な角度からの解析を伺うことができました。
 講演会終了時には満場の拍手が送られました。
 

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