東北学院大学

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【公開講座】「『医農工連携』が拓く安全・安心な社会」開催

2019年09月04日

<講座概要>
東北学院大学工学総合研究所は、市民向け講座として、私たちの身近にある『医農工連携』について、わかりやすく解説する講座を企画しました。

<開催期間および回数>
2019年9月11日(水)~10月16日(水)/全5回

<開催場所>
東北学院大学多賀城キャンパス1号館3階 第2会議室

<各講座日時・講座タイトル・講師名>
【第1回】9月11日(水)18:00~19:30
「IT農業の現状と未来」
・・・ 東北大学大学院 農学研究科 助教 大村 道明氏〔おおむら みちあき〕
一般的にIT農業とは、対象となる農作物のモニタリング・センシングを指します。場合によっては、収穫や出荷準備を自動化したりします。しかし、農業現場での普及はあまり進みません。それは何故なのか、解決策があるのかを探ります。

【第2回】9月18日(水)18:00~19:30
「VRによる安全安心社会への貢献 ~手術支援・防災教育への応用~」
・・・ 東北学院大学工学部 機械知能工学科 講師 佐瀬 一弥〔させ かずや〕
バーチャルリアリティ(VR)技術は様々な分野への応用が進んでいます。
本講義では、そのようなVRシステムの構成法と要素技術について解説します。
特に、触覚提示と物理シミュレーションについて最新の研究事例を解説します。
また、手術支援や防災教育への応用事例を紹介します。

【第3回】10月2日(水)18:00~19:30
「農工連携とナラティブ ~ちいさな物語に耳を傾けよう~」
・・・ 東北学院大学工学部 電気電子工学科 
准教授 岩本 正敏〔いわもと まさとし〕
プロジェクトを推進する際、科学的、論理的な思考と時系列を重視した物語的な思考が対立することがあります。その際、論理的思考を優先させるケースが多いですが、共感、創造性には物語であるナラティブが機能し、緩やかにパブリック・ナラティブが形成されていきます。震災復興のための農工連携での取り組みを例に2つの思考とそのバランスについて解説します。

【第4回】10月9日(水)18:00~19:30
「林蓄の連携で地域の活性化を」
・・・ 東北大学大学院 農学研究科 教授 寺田 文典氏〔てらだ ふみのり〕
災害が多く発生するようになった現在、森林の保全は私たちの生活を守ることに大きくかかわってきます。山を守り、森を育てることと、そこで暮らす人々の生活を守ることは同義語です。林産、畜産などいろいろな産業の連携が地域を守り、地域の活性化を実現するツールとなることをご紹介します。

【第5回】10月16日(水)18:00~19:30
「劣悪環境下で何ができるか 〜レーザ加工~」
・・・ 東北学院大学工学部 機械知能工学科 教授 松浦 寛〔まつうら ひろし〕
レーザは光学部品でもあるため使用される環境に制限があります.一方で,切断・溶接・表面改質などの加工分野ではレーザの波長を活かして応用範囲が広がっています。我々は劣悪環境におけるレーザの実用可能性を探っています。本講座ではその一部をご紹介します。

<募集人員>
50名(先着順)※申し込みは終了しています

<対 象>
生涯学習または学び直しを目的とする方
高校生以上の方で、継続して参加でき意欲のある方も受講可能

<主催者>
東北学院大学工学総合研究所・多賀城市教育委員会

<問合せ先>
東北学院大学多賀城キャンパス 工学総合研究所
〒985-8537 多賀城市中央一丁目13-1
TEL(022)368-1337 TAX(022)368-1352
E-mail:ks-kokai@ml.tohoku-gakuin.ac.jp

<その他>
3回以上出席された方には「修了証」をお渡しします。