【ヨーロッパ文化総合研究所公開フォーラム】初期中世ヨーロッパにおける聖界と俗界
2013年02月27日
初期中世ヨーロッパにおける聖界と俗界
ヨーロッパ文化総合研究所公開フォーラム
私たちの中には神社・仏閣を見てまわるのを好む人が多いだろう。同様に、その同じ人はヨーロッパを旅すれば大聖堂や教会を見て、やはり感動すると思われる。人間のごく自然な心の働きなのである。このように人間の意識には“聖なるもの”にひかれる一方で、他方、俗界に身をおく者として“世俗の実力者”の存在をこれまた受容してきたという関係が認められる。このような人の心の営みを表す表現として、例えば聖界に象徴される力には「権威」(authority)をあて、俗界のそれを「権力」(power)と表すことも可能ではないだろうか。この企画では両報告者の研究対象である初期中世ヨーロッパに関する事例から、聖界と俗界の関わりについて語り考えてみたい。
■ 日時 : 平成25年3月16日(土) 13:30~17:00
■ 会場 : 土樋キャンパス8号館5階 押川記念ホール
LECTURER 講師
■ ヴァイキング期の北欧および英国における聖界と俗界
本学経済学部教授 原 征明
■ 9世紀後半フランク王国における聖界と俗界
―ロタール2世離婚問題を題材として―
日本学術振興会特別研究員 津田 拓郎氏
○対 象 | どなたでも受講できます |
○申込方法 | 直接会場にお越しください |
○受 講 料 | 無料 |
○主 催 | 東北学院大学 ヨーロッパ文化総合研究所 |
○問合せ先 | 東北学院大学 ヨーロッパ文化総合研究所 TEL・FAX 022‑264‑6379 E‑mail:europe@tscc.tohoku‑gakuin.ac.jp |