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【東北文化研究所創設45年記念公開学術講演会】アジアの東北文化研究最前線 ―日本・ロシア・モンゴル―

2013年10月03日

アジアの東北文化研究最前線
―日本・ロシア・モンゴル―

東北文化研究所創設45年記念公開学術講演会
歴史学科創設50年記念共同行事

 東北文化研究所創設45年記念講演会として、榎森進氏・白石典之氏の講演会を開催します。
 榎森氏の講演は、江戸幕末において、奥羽地方を含めた日本の北方地域の歴史のあり方に決定的な影響を与えた「日露和親条約」を取り上げます。NHK の大河ドラマ「八重の桜」の主人公・新島八重の夫である新島襄がアメリカへ向けて密航した場所は、北の開港場・箱館でした。この箱館には安政元年(1854)、箱館奉行所が再び設置され、幕府は奥羽地方を含めた北方地域(現在の東北6 県と北海道・クリル諸島・サハリン)に関する新たな政策を進めていきます。その諸政策のうち、特徴的なものに焦点を絞り、対ロシア関係をめぐる諸問題に迫っていきます。なお榎森氏の講演は、歴史学科最終講義を兼ねる行事として行われます。
 白石氏の講演は、モンゴルにおける考古学調査の成果を紹介します。チンギス・カンは歴史上著名な人物ではありますが、その生涯は不明な点が多く、生い立ちや強大化の背景も明確ではありません。とくに、彼の墓は大きな謎となっています。多くの探検家や考古学者が探索をしてきましたが、いまだにその墓は見つかっていません。なぜ墓が見つからないのか、墓の構造はどのようなものか、墓が見つかると何がわかるのかなど、考古資料と文献史料を解説した上で最新の研究成果にもとづき、謎の墓所の位置を想定します。

■ 日時 : 平成25年11月2日(土) 10:50~14:45
■ 会場 : 土樋キャンパス 8号館5階 押川記念ホール
 


       LECTURER                         講 師       

10:50~12:20
 ■「日露和親条約」調印後の幕府の北方地域政策について
  本学文学部教授 榎森 進(えもり すすむ)

13:15~14:45
 ■チンギス・カンの墓はどこか?
  新潟大学人文学部教授 白石 典之(しらいし のりゆき) 氏
 

○対     象 どなたでも受講できます
○申込方法 不要(直接会場にお越しください)
○受 講 料 無料
○主     催 東北学院大学 東北文化研究所
○問合せ先


 
東北学院大学 研究機関事務課「東北文化研究所講演会係」
〒980‑8511 仙台市青葉区土樋1 丁目3‑1
TEL 022‑264‑6430 FAX 022‑264‑6530
E‑mail:tobun@staff.tohoku‑gakuin.ac.jp