【アジア流域文化研究所公開学術シンポジウム】9月21日『日中比較塩業史研究の可能性』開催
2013年09月05日
東日本大震災の大津波で流された、東北沿岸に点在していた塩田遺跡の往時を回顧しながら、東北塩業史研究の再構築を展望します。また、シンポジウムには、山東省の海塩・長江上流域の井塩、および瀬戸内海の海塩を事例に、三地域における塩業史研究の最新資料状況を比較・照合し、日中比較塩業史研究の可能性を探っていきます。
9月21日に土樋キャンパス8号館5階、押川記念ホールで開催されるこのシンポジウムには、東北学院大学名誉教授である岩本由輝氏、中国からは重慶市文化遺産研究院の牛英彬氏、同じく白九江氏、山東大学文化遺産研究院の王青氏、そして愛媛大学法文学部教授の村上恭通氏が来場し、「塩」にまつわる研究と考察について論じます。
大津波で受けた被害は、こうした東北各地の塩業遺産にもおよんでいることについて語り合います。
ぜひご来場ください。
◆平成25年9月21日(土) 12:20~
◆東北学院大学土樋ャンパス 8号館5階押川記念ホール
《入場無料・申込不要》
※駐車場がございませんので、ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。
◆主催 東北学院大学アジア流域文化研究所
「新時代における日中韓周縁域社会の宗教文化構造研究プロジェクト」
(文部科学省:私立大学戦略的研究基盤形成支援事業)
プログラム
12:20 趣旨説明
谷口 満(東北学院大学)
12:30 基調講演
福島県浜通り塩業史をふりかえって ―流失した松川浦塩田遺跡―
14:20 発掘報告 1
重慶東南郁江流域塩業遺址の発掘と研究
牛 英彬(重慶市文化遺産研究院) *通訳有り
15:00 発掘報告 2
山東省南河崖西周煮塩遺址の発掘と研究
王 青(山東大学文化遺産研究院)
15:50 専題報告
四川盆地の塩業技術
白 九江(重慶市文化遺産研究院) *通訳有り
16:30 総括コメント
日中塩業考古に従事して
村上恭通(愛媛大学法文学部教授)
17:00 終了
○お問合せ先
東北学院大学アジア流域文化研究所
TEL/FAX 022-264-6370
E-mail ryuiki@tscc.tohoku-gakuin.ac.jp
URL http://www.tscc.tohoku-gakuin.ac.jp/~hicarb/