東北学院大学

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【総合人文学科主催ファカルティ・フォーラム】多文化社会と移住者の人権 ―在日フィリピン人の視点から―(11/1 開催)

2014年10月01日

多文化社会と移住者の人権 ―在日フィリピン人の視点から―

総合人文学科主催ファカルティ・フォーラム

申込不要   無 料   土 樋


日時:平成26年11月1日(土) 14:40~16:30
会場:土樋キャンパス 8号館5階 押川記念ホール

 日本とフィリピンの交流の歴史は古いが、今日までその交流が経済的次元を超えて幅広い文化的相互理解に至ることはなかった。そして今日、出稼ぎ労働者や国際結婚という形でのフィリピンから日本への移住者が急増するとともに、相互の文化的無理解は文化衝突という事態を引き起こすようになった。それは、在日フィリピン人のもたらす文化が日本人の目に奇妙で劣悪な、既存の文化秩序にとっての脅威と映るからである。更に文化衝突は、しばしば在日外国人に対する偏見と差別を助長し、著しい人権侵害につながってしまう。しかし、異文化との相互理解と共存を通して新たな文化構築を目指すことは、21世紀の日本に突き付けられた喫緊の課題である。その可能性を、在日フィリピン人の視点を通して探っていく。

 LECTURER 講 師
 

ミグランテ・インタナショナル(アジア・中東地域コーディネーター)
ルイシト・(ブッチ・)マラダ・ポンゴス

通訳:本学総合人文学科教授 北 博(きた ひろし)

【講師略歴】
国立フィリピン大学(UP)卒、政治科学専攻。
著書、論文、報告書:『カサンガ-在日外国人のための生活ハンドブック』(カフィン移民センター編、トヨタ財団助成、2006)、「幸福のためか不幸のためか-日本における結婚移住者の概観」(移民のためのアジア・太平洋ミッション、香港、2011)その他多数。
最近の主な講演:「日本における入国管理法と移住者の権利」(東京大学、2013年5月)、「フィリピンの配偶者暴力法第26条と改正家族条項」(日本への移住者の法的権利に関するフォーラム、名古屋大学、2013年7月)、「フィリピンにおける反核運動」(日本反核法律家協会、福島大学、2014年4月5‑6日)、その他多数。



対 象   どなたでも受講できます
申込方法   直接会場にお越しください
受講料   無料
主 催   東北学院大学 文学部総合人文学科
共 催   ミグランテ東北、ダマヤン
問合せ先
 
  東北学院大学 研究機関事務課
TEL 022‑264‑6401 FAX 022‑264‑6530