東北学院大学

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【ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会】多宗派の帝国 ―ヴェストファーレン講和条約以後の神聖ローマ帝国宗派体制―(10/10 開催)

2015年09月09日

多宗派の帝国 ―ヴェストファーレン講和条約以後の神聖ローマ帝国宗派体制―

ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会

申込不要   無 料   土 樋


日時:平成27年10月10日(土) 15:30~17:00
会場:土樋キャンパス8号館5階 押川記念ホール

 世界各地で宗教をめぐる紛争が多発する現在は、「宗教の復権」の時代と呼ばれる。さらに、ヒトの移動もグローバル化しつつあるなかで、異なる信仰の者同士が日常生活で相接する機会が増えてきている。宗教を異にする者同士の平和的共存は、現代社会に課せられた大きな課題である。しかし、同様の課題は、宗教改革以後信仰分裂が固定化した近世ヨーロッパにおいて既に生じていた。特に、神聖ローマ帝国(ドイツ)は、三十年戦争という最悪の宗教戦争を経た後、欧州のなかでも徹底した宗派共存体制を築いたことで知られている。神聖ローマ帝国の宗派体制とはいかなるものであったのかを考察することを通じて、「共存」の問題を考える。

 LECTURER 講 師
     

福島大学人間発達文化学類准教授 鍵和田 賢 氏(かぎわだ さとし)

【講師略歴】
1981年、北海道出身。北海道大学文学研究科博士課程修了。専攻はドイツ近世史。特に17‑18世紀の宗派をめぐる帝国国制史・都市史。著書・論文:『ヨーロッパ中近世の兄弟会』(河原温・池上俊一編、東京大学出版会:共著)、「近世都市ケルンのプロテスタント共同体」『史学雑誌』など。


 

対 象   どなたでも受講できます
申込方法   直接会場にお越しください
受講料   無料
主 催   東北学院大学 ヨーロッパ文化総合研究所
問合せ先

 
 
東北学院大学 ヨーロッパ文化総合研究所
TEL・FAX 022‑264‑6379