東北学院大学

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【キリスト教文化研究所研究フォーラム講演会】カンタベリーのアンセルムスのスピリチュアリティ(10/24 開催)

2015年09月24日

カンタベリーのアンセルムスのスピリチュアリティ

キリスト教文化研究所研究フォーラム講演会

申込不要   無 料   土 樋


日時:平成27年10月24日(土) 14:40~16:10
会場:土樋キャンパス5号館2階 522教室

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(クリックでPDF表示 1.02MB)

 この講演では、西欧中世の修道院神学者カンタベリーのアンセルムス(1033‑1109年)のスピリチュアリティ(霊性)についてお話しをします。哲学史では、彼の『プロスロギオン』という書物の中の「神の存在証明」が話題になります。確かに、彼はこの時代の卓越した思想家であり、その重要性は今日も変わりません。しかし、彼は同時にスピリチュアリティの優れた教師でもありました。そのことは、修道士・修道女をはじめとして、様々な人々に宛てて書かれた多数の書簡から、知ることができます。この講演では、こうした書簡も取り上げて、アンセルムスが達成した霊的な生活と神学的な思索のまれにみる総合について、お話しする予定です。

 LECTURER 講 師
     

早稲田大学商学学術院教授 矢内 義顕 氏(やうち よしあき)

【講師略歴】
1957年生まれ。現在早稲田大学商学学術院教授。〔業績〕監修『中世思想原典集成10 修道院神学』(平凡社、1997), 八巻・矢内編『境界に立つクザーヌス』(知泉書館, 2002)、J・ルクレール『修道院文化入門―学問への愛と神への希求』(共訳, 知泉書館, 2004)、J・グニルカ『聖書とコーラン―どこが同じで、どこが違うか』(訳, 教文館, 2012)、「カンタベリーのアンセルムスにおけるスピリチュアリティ」(宗教史学論叢『スピリチュアリティの宗教史 下巻』鶴岡・深澤編, LITHON, 2012),「カンタベリーのアンセルムスにおける信仰と理性」(『中世における信仰と知』上智大学中世思想研究所編, 知泉書館, 2013), K. フラッシュ『ニコラウス・クザーヌスとその時代』(訳, 知泉書館, 2014), R・W・サザーン著『カンタベリーのアンセルムス―風景の中の肖像―』(訳, 知泉書館, 2015)他。


 

対 象   どなたでも受講できます
申込方法   直接会場にお越しください
受講料   無料
主 催   東北学院大学 キリスト教文化研究所
問合せ先
 
  東北学院大学 研究機関事務課
TEL 022‑264‑6401 FAX 022‑264‑6530