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【東北文化研究所公開学術講演会】新羅の港と日本・中国航路(11/21 開催)

2015年10月21日

新羅の港と日本・中国航路

東北文化研究所公開学術講演会

申込不要   無 料   土 樋


日時:平成27年11月21日(土) 13:30~15:00
会場:土樋キャンパス8号館5階 押川記念ホール

 新羅は朝鮮半島の南東に興ったため、中国との通交は困難で4世紀後半に高句麗経由で北中国の前秦に遣使したあと、521年に百済使とともに南朝の梁に遣使するまで中国通交はみられなかった。6世紀半ばに真興王のもと飛躍的に領土を拡大し西海岸に港を獲得すると、対岸となった中国南北朝に頻繁に使者を送るようになった。統一以降、西海岸を広く獲得し、新羅末には西南海岸からの通交もみられるようになった。いっぽう日本とは、全体として友好な関係ではなかったが、距離的に近いこともあり、東海岸の港から通交した。今回は、このような新羅の外交の変遷を、特に港をキーワードにして考えてみたい。東南の栗浦、近年発見された蔚山の伴鴎洞遺跡、西海岸の唐恩浦、栄山浦など具体的な港を、外交・交流史のなかでみていきたい。

 LECTURER 講 師
     

滋賀県立大学人間文化学部教授 田中 俊明 氏(たなか としあき)

【講師略歴】
1952年福井県生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程認定修了。堺女子短期大学講師・助教授を経て、滋賀県立大学助教授・教授。『古代の日本と加耶』(山川出版社、日本史リブレット)ほか。


 

対 象   どなたでも受講できます
申込方法   直接会場にお越しください
受講料   無料
主 催   東北学院大学 東北文化研究所
問合せ先

 
  東北学院大学 研究機関事務課
〒980‑8511 仙台市青葉区土樋1丁目3‑1
TEL 022‑264‑6430 FAX 022‑264‑6530