【ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会】戦後アジアにおける国際経済秩序はいかにして形成されたか?(12/5 開催)
2015年11月04日
戦後アジアにおける国際経済秩序はいかにして形成されたか?
ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会
申込不要 | 無 料 | 土 樋 |
■日時:平成27年12月5日(土) 13:00~17:30
■会場:土樋キャンパス 8号館5階 押川記念ホール
第二次世界大戦後米ソを中心とする冷戦構造が確立する中で、アジアの独立も本格化していた。南アジアにおいてイギリスの植民地であったインド、パキスタン、セイロンが独立を達成後も引き続きコモンウェルスの一員としてイギリスの体制に留まる判断をした。
イギリスは経済援助によって新たな国民国家の自立を積極的に支援したが、イギリス以外の国々も参入したことでその援助形態は多様性を増していた。1950 年代にはコロンボ・プランというシステムが資本援助と技術援助の二本立てで、国際援助の枠組みを提供し、イギリスの影響力を継続していたが、1960 年代に入り、次第に南アジアのみならず東南アジアが援助対象国になるにつれて、アメリカの圧倒的な資本力によって、新たなアジア国際経済秩序が形成されていった。
本講演会では、今日のアジア・太平洋世界の国際秩序を導いた1950‑60年代の国際的援助の役割を紹介したい。
SCHEDULE 講座スケジュール | ||
■ 欧米のアジア援助概要 ─1950~60年代を中心に─ 本学文学部教授 渡辺 昭一(わたなべ しょういち) 研究分野:イギリス帝国史、国際関係史 |
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■ 戦後インドの産業高度化の軌跡 ―国際援助と産官学連携― 明治大学商学部教授 横井 勝彦 氏(よこい かつひこ) 研究分野:イギリス経済史・兵器産業史・武器移転史 |
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■ 1960年代の米印経済関係 ―PL480と食糧援助問題― 大阪大学大学院文学研究科教授 秋田 茂 氏(あきた しげる) 研究分野:グローバルヒストリー、イギリス帝国史 |
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■ アメリカの対韓援助政策と朴正熙政権の対応、1960~70年代初頭 京都外国語大学外国語学部客員教授、九州大学名誉教授 菅 英輝 氏(かん ひでき) 研究分野:アメリカ政治外交史、東アジア国際政治史 |
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■ 援助の墓場? ―1960年代におけるオーストラリアのインドネシア援助政策― 成城大学法学部教授、東京大学名誉教授 木畑 洋一 氏(きばた よういち) 研究分野:国際関係史、イギリス帝国史 |
対 象 | どなたでも受講できます | |
申込方法 | 直接会場にお越しください | |
受講料 | 無料 | |
主 催 | 東北学院大学 ヨーロッパ文化総合研究所 | |
問合せ先 |
東北学院大学 ヨーロッパ文化総合研究所 TEL・FAX 022‑264‑6379 E‑mail:europe@mail.tohoku‑gakuin.ac.jp |