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【英語英文学研究所学術講演会】ハックルベリー未解決殺人事件の深層

2015年05月20日

ハックルベリー未解決殺人事件の深層

【英語英文学研究所学術講演会】
oc2015sp-08.jpg(クリックでPDF表示 456KB)

申込不要   無 料   土樋


日時:平成27年6月20日(土) 14:40~16:10
会場:土樋キャンパス6号館3階 632教室

 アメリカの国民作家マーク・トウェインの代表作『ハックルベリー・フィンの冒険』は、完成に7 年を要しました。同じ時期、トウェインは他の長編や短編をスラスラ書いています。なぜ『ハック』は簡単ではなかったのでしょう。アイディアが枯れ果てたから?他の仕事が忙しかったから?執筆が中断した時期は二度ありました。中断理由を探るためのヒントは、その頃に書かれた短編や旅行記、あるいは中断直前に描かれていた場面や、再開直後の挿話です。特に二度目の中断のきっかけとなった同書21章の後半部分(ボッグズという酔っ払いの挿話)と、再開直後の22 章前半部分(シャーバン大佐の演説)を読んで、事前に考えてみると面白いかもしれません。

 LECTURER 講 師
     

北海道大学大学院文学研究科教授 竹内 康浩 氏(たけうち やすひろ)
【講師略歴】
1965年、愛知県出身。東京大学文学部英文科卒業。同大学助手、一橋大学助教授、奈良女子大学准教授などを経て、北海道大学大学院文学研究科教授。論文「ポー解読」で英文学会新人賞。サリンジャーに関する論文はBloomʼs Modern Critical Views/Interpretations等、トウェイン論文はAmerican Literary Realism、Literary Imagination 他に掲載されている。著書は『ライ麦畑のミステリー』(せりか書房)、『東大入試 至高の国語「第二問」』(朝日選書)、『謎とき「ハックルベリー・フィンの冒険」ある未解決殺人事件の深層』(新潮選書)他。

 


対 象   どなたでも受講できます
申込方法   直接会場にお越しください
受講料   無 料
主 催   東北学院大学 英語英文学研究所
問合せ先   東北学院大学 研究機関事務課
〒980‑8511 仙台市青葉区土樋1 丁目3‑1
TEL 022‑264‑6401 FAX 022‑264‑6530