東北学院大学

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【公開講座7/9開催】 「過去」と政治 ―戦後ドイツから何を学ぶか

2016年06月16日

ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会
申込不要   無 料   土 樋


日時:平成28年7月9日(土)15:30~17:00
会場:土樋キャンパス 8号館5階 押川記念ホール

 しばしば指摘されますように、日本とドイツの近現代史には共通点が多いと言えます。たとえば、どちらも第二次世界大戦の敗戦国ですし、戦後は保守優位の政治と高度経済成長を経験しました。他方で、政治制度にせよ、安全保障政策にせよ、「過去」との向き合い方にせよ、戦後の日本とドイツ(本講演ではドイツ連邦共和国に限りますが)は、かけ離れているようにも見えます。そして、この日独の異同を考察することは、日本の「戦後」を考えるにあたっても、刺激的なヒントに満ちています。そこで本講演では、とりわけ戦後ドイツの「過去の克服」(自国の負の歴史に対する取り組み)に焦点を当てて、「過去」と政治の問題について考えていきます。

oc2016sp-08.jpg【PDFファイルはこちら(241KB)】

 LECTURER 講師
     
成蹊大学法学部教授   板橋 拓己 氏(いたばし たくみ)
【講師略歴】
1978 年、栃木県生まれ。2008 年に北海道大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。専攻は国際政治史、ヨーロッパ政治史。単著に『中欧の模索』(創文社、2010年)、『アデナウアー』(中公新書、2014 年)、共編著に『複数のヨーロッパ』(北海道大学出版会、2011 年)、共著に『ヨーロッパ統合史[増補版]』(名古屋大学出版会、2014年)、『現代ドイツ政治』(ミネルヴァ書房、2014 年)、訳書に『ニュルンベルク裁判』(A・ヴァインケ著、中公新書、2015 年)など。現在、戦後ドイツの保守主義に関する著作を準備中(2016 年中には刊行予定)。

 

対 象   どなたでも受講できます。
申込方法   直接会場にお越しください。
受講料   無料
主 催   学校法人東北学院 ヨーロッパ文化総合研究所
問合せ先   東北学院大学 ヨーロッパ文化総合研究所
TEL・FAX 022‑264‑6379
E‑mail:europe@mail.tohoku‑gakuin.ac.jp