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2015/01/15
12月8日JST 復興促進プログラム(A-STEP)に本学のテーマが採択されました

 12月8日、JST(独立行政法人科学技術振興機構)研究成果最適展開支援プログラム(A−STEP)の「フィージビリティスタディ(FS)ステージ 探索タイプ」の新規課題に、本学研究者の課題が採択されました。
 A−STEPは、実用化を目指すための研究開発フェーズを対象に、課題や研究開発の特性に応じた最適なファンディングを設定し、総合的かつシームレスに推進するものです。

【 豊かな生活環境の構築(繁栄し、尊敬される国へ):Smart Japan 】採択課題
 ・ライフイノベーション分野
  課題名:「自走型磁気アクチュエータによる新たな配管内搬送システムの構築」
  研究責任者:工学部 機械知能工学科 教授 矢口 博之
 モータや変速機を使用する従来の機構とは全く異なる、電磁力とメカニカルな共振により発生するエネルギーを推進力とした、新たな原理で配管内を自在に走行可能な電磁アクチュエータを開発する。更に大型の建築構造物内に専用のパイプラインを構築し、搬送物を人手を介さずに速やかに移送することが可能な搬送システムの原理を確立する。
 用途としては、病院や検査機関等で日常的に使われる検体・試薬・施術器具などの搬送手段としての応用が期待される。

【活気ある持続可能な(Active Sustainability)社会の構築】採択課題
 ・グリーンイノベーション分野
  課題名:「高性能低損失ボディ短絡型自己バイアスチャネルダイオードの開発研究」
  研究責任者:工学部 電子工学科 准教授 菅原 文彦
 自己バイアスチャネルダイオードは低損失で高温においても熱暴走しにくい安全動作が確保できる。さらにボディ短絡構造の採用により、高温でも高耐圧特性を維持することが可能で、高性能かつ高信頼性の2端子型のダイオードを提供できる。
 用途としては、LSIの駆動電源、携帯機器のバッテリー充電回路や太陽光発電システムのバイパスダイオード等が挙げられる他、ハイブリッドカーのDC-DCコンバータに使用することで更なる燃費向上も期待できる。