- 研究者 城戸 章宏
- 工学部
- 機械知能工学科
- 教授
研究テーマ | 1 アンモニアエンジンおよび路面μセンサ開発 |
内容
ASVおよびCO2フリーエンジンの開発
先進安全自動車(ASV)には様々なセンサが適用されているが,路面の滑りやすさを計測するμセンサは未開発である.また,アクセルとブレーキの踏み間違い防止アイテムも検討されているが十分とは言い難いのが現状である.
本研究室では近赤外カメラ画像の解析による路面判別およびドライビングシミュレータ活用による踏力センサの有効性について成果を上げている.
一方,再生可能エネルギから生産可能なCO2フリー燃料としてアンモニアが有望視されている.内燃機関での使用が実現できれば自動車用パワープラントの選択肢の一つとなりうる.
研究成果の応用例、活用分野、企業等への提案事例
近赤外カメラによる路面判別:1300〜1500 nmの波長を選択するとドライ,ウエット,およびアイスの各種路面判別が可能であり,さらに右図のように凍結路面のμ計測の可能性も見えてきた.この波長帯に特化したランプおよびカメラの開発が望まれる.
ペダル踏み間違い防止アイテムの開発:踏力センサだけではなく,効果が見込まれるアイテムをドライビングシミュレータによって得られるテータをもとに検証することができる.
CO2フリーエンジンの開発:通常のガソリンエンジンにアンモニアを添加した場合,右下図のように15%程度の添加でガソリン代替効果が得られた.今後はディーゼル機関で効果の検証を進める.
【連絡先】
E-mail: kido○mail.tohoku-gakuin.ac.jp(○を@に変えてください)
Tel: 022-354-8733