東北学院大学

事業・活動トピックス

平成28年度 文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」に採択されました

2016年12月03日

  文部科学省が平成28年度から実施する「私立大学研究ブランディング事業」に、東北学院大学は四つの研究機関(ヨーロッパ文化研究所、キリスト教文化研究所、東北学院史資料センター、東北文化研究所)が中心となって申請をしておりましたが、この度、採択されましたことをご報告いたします。二つあるタイプのうち、本学が採択されたのは、地域の経済・社会、雇用、文化の発展や特定の分野の発展・深化に寄与する社会展開型の研究である「タイプA」です。

   事業名は「東北における神学・人文学の研究拠点の整備事業」です。本事業は時代と地域による人間中心の人文学(人間学)研究と共に、中世にさかのぼる神中心の神学に基礎を置く総合的な神学の研究の拠点を確立することを目的としております。東北学院は、建学の精神に深い関わりのあるキリスト教文化財を多数有しています。最近の調査で、1932年シュネーダー院長のときに完成したラーハウザー記念東北学院礼拝堂に設置された「キリスト昇天」のステンドグラスが、わが国に現存する唯一のヴィクトリア朝の重要工房、ヒートン・バトラー&バインの作であることが判明しました。
   本研究事業は、具体的にはこのステンドグラス研究を中心として、広く近代欧米における中世復興について、そしてわが国のキリスト教受容をこの観点から調査研究するものです。それによってラーハウザー記念東北学院礼拝堂全体の文化財としての価値を更に高めるとともに、礼拝堂を広く市民に公開することによって、その文化的価値と意味を発信し、仙台における東北学院のプレゼンスを強めることを目的としています。

◇私立大学研究ブランディング事業(文部科学省)
 http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/002/002/1379674.htm

◇平成28年度「私立大学研究ブランディング事業」の支援対象校の選定結果(文部科学省)
 http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/002/002/1379675.htm