土樋キャンパス お知らせ

10/5「大人の教養倶楽部 知的な『つながり』の旅」開催レポート(第4回)

今学期コラトリエ・リエゾンでは、毎週木曜日18時30分から、教養学部・人間情報学研究所主催の公開講座が開講されています!詳細はこちら
公開講座は、全日程とも事前申込不要で、どなたでもご参加いただけます!
是非お気軽にご参加ください。

学生スタッフが第4回の参加レポートを書いてくれました。


 
 第4回目は、教養学部言語文化学科の佐藤真紀先生が「外国につながる子どもの学び」というテーマで、日本語指導が必要な子ども達が抱える困難をどう捉えるか、私たちとのつながりはどうしたらよいかなどについてお話されました。

 近年、経済的な理由などから十分な日本語のサポートを受けることができず、学校の勉強についていけない外国人労働者の子どもが増加傾向にあるそうです。こういったことが理由で、今この瞬間に、私たちのすぐ傍で自分に自信を持てなくなったり、不登校になったりする子どもが多くいるそうです。私はこの状況に納得がいきません。言語が違えど、同じ子どもであることには違いはないはずです。

 佐藤先生は、会話と学習で必要となる日本語力はそれぞれ違うものであると認識することが大切だとおっしゃっていました。そこで私は、教科教育を行う際には、学習者の母語を使って教えることが一番いいのではないかと考えました。また、教科教育の中で、学習者の母国に関する情報や、日本の文化を例として扱うなどしながら教える方法も有用だと思いました。

 さらに、日本語指導の上手な教員の養成も重要だと思いました。しかし、教員を養成したり雇用したりすることにはお金がかかるため、国からの援助も必要になります。こういったことから、もっと多くの方に、「外国につながる子ども」への教育の難しさについて理解してほしいと思いました。
                                        (学生スタッフK.C)