東北学院大学

法学部

在独便り ーその2ー 留学を実現させるために

2018年06月15日

 こんにちは。ドイツに留学中のR.Aです。今回は、留学をどう実現させたかについてお話ししたいと思います。

 「いつか」留学したい、が「いま」に変わったのは交換留学制度の存在を知った時です。突然、「行け!」という声が天から聞こえてきたような気がして、留学したいという意志だけをすぐ母に伝えました。これが初めてのアクションでした。母は私の不十分ともいえる動機を否定することなく静かに話を聞いてくれ、以来芽生え始めたばかりの思いを形に変える最大の援助者になってくれました。

 確かに、ドイツ語力、お金、時期の調整など問題は山積みでした。しかし母からの物心両面の支えに力を得て、ドイツ語の先生、国際交流課、学務課、就職課の職員の方々に自分から進んで相談に行くようになりました。私はそれまであまり自分の気持ちを表に出してきませんでしたが、今回は「私は留学をしたい」と全力で訴え続けました。振り返ってみると、ドイツ語の勉強やアルバイトなど自助努力は当然ですが、何よりも周りの多くの人に留学の意志を伝え、助けを求めたことが今につながっていると思います。

 そのようにしてやっとの思いでたどり着いたドイツには、たくさんの興味深い文化がありました。次回はその紹介をしたいと思います。

180615-1_1.jpg飛行機の窓から見えたフランクフルトの街。
胸が高鳴ったのを覚えています。
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フランクフルト空港の内装