在独便りーその8ートリア大学その4(図書館編)
2018年11月14日
こんにちは。ドイツ留学中のR.Aです。長い夏の休暇を経て、先日から冬学期が始まりました。前回までの数回は、トリア大学の施設についてお話ししました。今回からは、私が最も感銘を受けた図書館(Bibliothek)の紹介をしたいと思います。
図書館はとにかく広く、慣れないうちは迷子になることもしばしば。地上3階、地下2階建ての大きな建物を埋め尽くすように膨大な書籍が並んでいます。一つの分野に対する書籍が豊富なのが特徴で、例えば英語学(Anglistik)の書籍は長い棚を40列以上埋めてしまうほど豊富に揃えられています。どこを歩いてもずらりと並んでいる本の迫力には、半年たった今でも圧倒されることが多いです。
と言っても決して窮屈な印象はなく、これだけの本があってもシンプルかつモダンな空間にはゆとりがあります。本好きにはたまらない空間、と言うと分かりやすいでしょうか。
この図書館の凄いところは、平日であればなんと24時まで利用することができるところです。一日の授業を全て終えてから訪れても、学生は十分に勉強することができます。
図書館の入り口は、大学の各建物から移動できるようロッカールームと共に数か所設けられています。それもあって、学生たちは授業の合間にもよく図書館を利用します。自主学習スペースが多く、集中して勉強や課題に取り組めるのが魅力のようです。
次回は、多くの学生が利用する自主学習スペースについて、もう少し詳しくお話ししたいと思います。
哲学、文学、政治学など、さまざまな 教本集(Lehrbuchsammlung)。 |
ドイツ学 (Germanistik)コーナー。トーマス・マンの全集などもあります。 開放感あるつくりが印象的。 |