特定非営利活動法人 地星社よりご案内をいただきましたので、お知らせいたします。
『宮城県 被災地・地域活動団体ガイドブック』掲載団体の募集について | 地星社
地星社では『宮城県 被災地・地域活動団体ガイドブック』を作成します。ガイドブックへの掲載を希望する団体は、ぜひ入力フォームから情報をお送りください。
掲載対象について
宮城の復興・被災者支援に関心をお持ちの地域活動団体(NPO、市民活動団体、住民団体など)で、以下の条件を満たす団体を掲載します。
・非営利の団体であること(企業や個人の活動は掲載の対象外)
・宮城県内に活動拠点があること
・活動の実態があること(過去1年以内に団体として活動していること)
※内陸部にも被災者がいることから、沿岸被災地に限定しません。
※ガイドブックの趣旨にそぐわないと判断した団体は掲載をご遠慮いただく場合があります(例:政治上の主義を推進することを主たる目的とした団体など)
締切について
第1次締切 2017年1月10日(火)17:00 第2次締切 2017年1月25日(水)17:00
情報入力フォームについて
こちらから入力してください⇒団体情報入力フォーム
上記の情報入力フォームからうまく送れない場合に限り、下記の団体情報記入シート(エクセル版)にご記入いただき、gbook@chiseisha.org宛にメールで送信してください。

団体情報記入シート(エクセル版) 32.30 KB
ガイドブックの目的
宮城の被災地では住まいの復興が本格化しており、仮設住宅から復興公営住宅に移るなどして、地域の中でくらしを再スタートさせる方が増えてきました。それに伴い、被災者支援のあり方も、支援団体・機関による仮設住宅での支援から、被災者を含めた住民主体の地域づくり・地域福祉の推進に重点が移りつつあります。
地域での取り組みを進める上では、復興支援団体のほか、地域の資源として住民による地域活動団体の役割も欠かせません。しかし、どのような団体がどこで活動をしているのか必ずしも把握されていなく、そのため連携が進んでいない地域もあります。
そこで、地域で活動している団体に情報提供を呼びかけ、各団体・機関での情報共有や連携を促進することを目的に「宮城県 被災地・地域活動団体ガイドブック」を作成することにしました。
ガイドブックの概要
A4サイズ、140ページ程度、400団体程度掲載予定(1ページあたり4団体掲載)、1000部作成。
ガイドブックの配布先
情報掲載団体、行政機関、社会福祉協議会、市民活動支援施設、このプロジェクトへの寄付者など。情報掲載にご協力いただいた団体には、完成したガイドブックを1部送らせていただきます。
お問い合わせ
ご不明な点がございましたら、 gbook@chiseisha.org までお問い合わせください。
ガイドブックの活用イメージ(支援団体の例)
例えば、移動支援Rera(石巻市)という団体があります。経済的や身体的な問題から、移動困難な状況にある高齢者や障害者の送迎支援をしています。その9割が医療機関への送迎です。
利用者の方は、移動だけではなく、経済問題、家族の問題、認知症等、人によってさまざまな問題を抱えています。Reraだけでは移動以外の問題には対応できないため、どこか他の団体・機関につなげたいということがときどき生じます。しかし、他の団体の情報まではなかなか調べきれません。これまでの活動で、つなげられそうな先をいくつか見つけましたが、もっと他の団体の情報も知りたいということがあります。
また、他の地域で移動支援や生活支援をしている団体の活動を参考にしたいということもあります。そうした団体の存在は、特に自団体の活動地域以外については、なかなかわからないものです。これは、移動支援Rera以外でも共通する課題だと思います。
このガイドブックは地域内の連携先や、地域外で同様の活動をしている団体を探すのに役立ちます。
ガイドブックの活用イメージ(中間支援団体や行政機関等の場合)
生活困窮者自立支援事業や、介護保険の総合事業等で、地域の団体を探すのに使えると考えています。これらの制度でも地域の活動団体の役割が重要となりました。しかし、行政や関係機関で必ずしもそうした情報を持っていないこともあります。
また、中間支援団体や行政機関は、次の施策を検討する上でも、地域の団体の活動状況についてある程度全体の状況を把握しておく必要があります。しかし、普段付き合いのある団体や活動規模の大きい団体の情報が集まりやすいのが実情です。
このガイドブックでは、規模の小さな団体の情報もできるだけ集め、次の施策づくりに活かしてもらえるようにします。例えば、助成プログラムのテーマ設定や、NPO向けの研修の企画づくりなどに参考にしていただけると考えています。当然、地星社でもこのガイドブックを活用して、さらなる情報集め、次なる支援活動に活かしていきます。このガイドブックの作成自体に調査的な意味合いも含まれています。
ガイドブックの完成後について
予算や情報収集の限度もあるため、今回のガイドブックで被災地の地域活動団体を網羅することはできません。今後、このガイドブックの情報をベースに、各自治体・地域ごとに団体情報を収集・公開する取り組みには、できるだけ協力していきます。
費用負担について
このガイドブック作成事業は、「平成28年度宮城県NPO等の絆力を活かした震災復興支援事業」からの補助と、クラウドファンディングを通しての多くの方からのご寄付によって行っております。情報掲載について、掲載団体の費用負担はありません。