七郷地区にボランティアに入る(学長室長 佐々木俊三)

4月12日に仙台市若林市区の七郷地区に汚泥除去のボランティアに入りました。

東部道路を潜り抜けると、風景は一変しました。荒浜に近づけば近づくほど、驚きの光景です。今回は、教員と学生9名のボランティア参加でした。

入った箇所は農家でしたが、津波が襲うまでは豊かな田園地帯であったことを窺わせます。1000坪ほどの耕作面積を持つ農家でしたが、津波は一 メートル以上の高さまで到達し、畑や田を汚泥が覆うとともに、田には流されてきた瓦礫がまだ整理されることなく山のように積まれています。
塩水が入ったため、今年を含めて耕作は不可能で、今後、JAと共同で、集合型の農業経営に切り替えていかざるをえないとのことでした。農家の今後を思うと、大変な暗い印象を持ちましたが、住んでいる方々は明るく未来を見つめようとしていることを知りました。

入った農家の方は、私たちの真っ赤なボランティア・ジャケットに描かれた文字「東北学院大学」を見てびっくりされました。実はこの農家の夫婦と も、東北学院大学出身でした。家族には6名もの東北学院出身者がおられ、偶然のことですが、大変な感謝をされました。「実は私たちも、東北学院125周年 記念の寄附金にも参加しておりました」とのお話。スタッフ一同感謝して、作業を終えました。

帰路の際にスタッフの皆で荒浜の姿を見ておこうということになり、荒浜に出向きました。松林には大木となった太い松が幹ごとボキボキともぎ取ら れ、襲った津波は防潮堤を超えて砂をえぐり取っています。荒浜小学校の体育館にはその太い松の大木が流されて突っ込み、すさまじい姿を露呈していました。 砂浜には幾体もの遺体が打ち上げられたようで、きれいに何もなかったかのような姿の白浜には幾束もの花が手向けられていました。私たちも海に向かい、死者 の冥福を祈って手を合わせました。

被災した家々はとりあえずの生活空間を確保し、生活の建て直しに向かっています。しかし、細かに見ると被害の状況は深刻で、私たちが寄与すべき後方支援には今後さらに膨大な作業が待ち受けています。どうか、学生諸君のボランティアへの寄与を切に願いたいと思います。

(学長室長 佐々木俊三)

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