理念・目的
経済学研究科は、キリスト教による人格教育を基礎として、経済学の知識を修得することにより社会の発展に寄与し、課題解決力に富む人材、地域経済の推進力となって活躍する人材を養成する。 経済データサイエンス専攻修士課程は、経済・社会の諸問題に関する多角的な視点及び基本的な知識を持ち、経済学及び数理・データサイエンス・AIの専門知識やスキルを活用して課題解決策を提案できる、地域経済の推進力となる人材を養成する。
教育目標
経済学研究科は、経済・社会の諸問題に関する多角的な視点及び基本的な知識と、経済学に関する高度で専門的な知識を有し、課題解決策を提案することによって、社会に貢献できる能力を身につける。その知識を活用して得られた研究成果を公表し、専門的で学術的価値のある知見を得る。
経済データサイエンス専攻修士課程は、理念・目的に示した人材を養成するために、次に示す教育を行う。
- 経済・社会の諸問題に関する多角的な視点及び基本的な知識、数理・データサイエンス・AIに関する専門的な知識及びスキルを身につける。
- 経済・社会の諸問題に関する高度で専門的な知識を有し、計量的に課題解決策を提案することによって社会に貢献できる能力を身につける。
- 経済学及び数理・データサイエンス・AIの知識を活用して得られた研究成果を公表し、専門的で学術的価値のある知見を得る。
本専攻はこの教育理念の下、様々な問題に直面する東北の経済社会の課題解決に資するべく、経済学とデータサイエンスの領域を融合した「証拠に基づく政策立案」(EBPM)を実践する人材を養成する。
学位授与の方針
経済学研究科は、経済データサイエンス専攻修士課程において、所定の履修方法に従って必要となる単位数以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けたうえで提出したリサーチペーパーの審査及び最終試験によって、次の学修成果を達成した者に、「修士(経済データサイエンス)」の学位を授与する。
- 経済・社会の諸問題に関する多角的な視点及び基本的な知識を有すること。
- 数理・データサイエンス・AIに関する専門知識及びスキルを有すること。
- 経済・社会の諸問題に関する研究課題について、専門的で学術的な価値のある知見を有し、計量的に課題解決策を提案できること。
- 経済・社会に関する諸問題に、経済学及び数理・データサイエンス・AIの知識を活用 して学術研究を遂行し、研究成果の公表にむけて、研究者又は高度な実務者として必要な知識、技能、意欲を有すること。
教育課程編成・実施の方針
経済学研究科は、経済データサイエンス専攻修士課程において、学位授与の方針に定めた学修成果を達成するため、次の方針により、体系的・順次的な教育課程を編成・実施する。
- 学位授与の方針に定めた学修成果1を達成することを主たる目的として、1年次に必修科目として「研究基礎」科目を置くとともに、研究科講義科目として「経済学」科目を置く。
- 学位授与の方針に定めた学修成果2を達成することを主たる目的として、「研究基礎」科目を置くとともに、研究科講義科目として、「数理・データサイエンス・AI」科目を置く。
- 学位授与の方針に定めた学修成果3を達成することを主たる目的として、1年次から「経済学演習」と「データ分析実践演習」の2つの「研究科演習」科目を置くとともに、必要な研究指導を行う。
- 学位授与の方針に定めた学修成果4を達成することを主たる目的として、1年次の「研究科演習」科目に加えて2年次の「特定テーマ研究」によって必要な研究指導を行い、指導教員以外の教員からも助言を受けるためにリサーチペーパーの「中間報告会」を設ける。
- 研究指導においては、主指導教員を中心として複数教員体制を採り、データ収集・分析、文章作成、口頭発表、リサーチペーパーの執筆を通じて、研究者又は高度な実務者として必要な能力を身につけることができるよう、指導を行う。
入学者受け入れの方針
経済学研究科は、次の点を確認することにより、修士課程への入学者を受け入れる。
- 本課程の学修に必要な経済学又はデータサイエンスに関する基礎学力と明確な研究計画を有していること。
- 本課程の学修において必要な経済学の専門知識及びデータサイエンスを用いた分析能力を修得しようとする意欲を有すること。
- 地域経済・社会に関する諸問題を数理的に分析し、解決策を提案したいという姿勢をもっていること。