委託研究とは?
委託受託研究とは、民間企業(地方公共団体、特殊法人を含む)等から依頼を受けた課題について、申込者に納付していただく研究費を使用して大学の研究者が研究を行うものです。
委託研究のメリットとしては、共同研究の場合と同様に、大学の研究者や研究設備などの研究能力を活用いただけること、そして研究者を雇用する分の人件費などのコストを削減できるという点です。委託研究によって申し込み者に報告された「研究成果」を利用されて事業の充実・拡大の可能性が広がります。
また、この研究において「工業所有権」などが生じることを想定し、権利の所属・出願費用・実施条件などの契約条項を加えておく必要があります。
委託研究手順
(1) 相談 |
研究内容に応じ、研究者(教員)を紹介、個々に話し合いを持つ。 |
(2) 申し込み |
大学長宛に申込機関名・研究担当者・研究目的・研究経費を明記した「受託研究申込書」を提出する。 |
(3) 受け入れの決定 |
申し込みを受け、該当研究者を含めた関係者で研究目的の内容を検討した上で決定をする。 |
(4) 契約の締結 |
契約の内容について、双方同意の上、契約の締結を証するため、契約書を作成し、それぞれ1通を保管する。 |
(5) 研究費の支払 |
契約締結後、直ちに大学長名で「受託研究実施承諾書」と「請求書」を申込機関に送付する。 |