経済学を学ぶということは、人間活動をある側面から理解する試みであって、あくまでも一つのものの見方にすぎません。多様な人間活動の具体的な現実を理解しようとするときには、自分のものの見方を相対化する必要がありますが、そのとき自分の中に一つでも学問的裏付けをもつ確固たるものの見方を身につけていなければ、自分を相対化することはできません。経済学といった学問を通して、自らの基盤となるものの見方とそれを相対化する能力を身につけてください。
パンの価格はなぜ変わるのかといった身近な疑問から、地域や世界の問題まで、経済を読み解く知識と方法を学びます。経済学の基礎から、理論・政策・応用へと発展的に学習し、できごとの背景や改善の方法を考える力を養います。また、1年次から4年次まで対話型少人数教育(演習)を取り入れ、「理解し、考え、発信する」ことができる人材を育てます。