東北学院大学地域連携センター

お知らせ

東北学院大学コミュニティソーシャルワーカー(CSW)スキルアッププログラムについて ~第4期開講式を開催して~

CSWスキルアッププログラムは、地域福祉の推進や地域課題に取り組む人財のリカレント教育

 平成31年4月20日(土曜日)東北学院大学ホーイ記念館で、2019年度コミュニティ・ソーシャルワーカー(CSW)スキルアッププログラムの開講式がありました。

 東北学院大学が行うCSWスキルアッププログラムは、1年の試行及び準備期間を経て2016(平成28)年度から開講している、文部科学省「職業実践力育成プログラム」(BP: Brush up Program for professional)です。1年間120時間以上受講すると、学校教育法に基づく履修証明書が東北学院大学学長から交付されます。また、財政面では厚生労働省から受講料の一部が助成される「専門実践教育訓練給付指定講座」になっています。このように東北学院大学が行うCSWスキルアッププログラムは、国が勧め財政的にも助成されている国お墨付きの講座です。

 これまで過去3年間の開講では、38名の修了生を宮城県内外に輩出し、地域福祉の分野のみならず様々な分野で活躍しています。2019(平成31)年4月開講の第四期生は、宮城県各地から職業・職種の異なる11名が受講しています。

 開講式では、大西晴樹学長は「地域福祉のキーパーソンとなるコミュニティ・ソーシャルワーカーとしての更なるスキルアップを目指し、この1年の学びを通して得られたものを、仕事や地域活動など様々な場面で活かしていただきたい」と挨拶しました。また、来賓には、宮城県保健福祉部社会福祉課参事兼課長、仙台市健康福祉局地域福祉部社会課長、宮城県社会福祉協議会震災復興・地域福祉部次長、仙台市社会福祉協議会事務局長、仙台市地域包括支援センター連絡協議会長、五橋地域包括支援センター所長、多賀城市社会福祉協議会常務理事兼事務局長が名を連ね、受講生を激励していただきました。

 東北学院大学が行うCSWスキルアッププログラムは、社会福祉協議会職員をはじめ、地域福祉の推進や地域課題に取り組む人財のリカレント教育(基礎教育を終えて社会人になったあと、あらためて就労に活かすため学び直し、また就労するというサイクルを繰り返すこと)の性格も有しています。リカレント教育については、2017(平成29)年11月、安倍首相は第3回「人生100年時代構想会議」の席上で「リカレント教育」の拡充と財源の投入を宣言し、2018(平成30)年はリカレント教育元年と言われています。こうした、世の中の流れを見ると、東北学院大学が行うCSWスキルアッププログラムは、世の中の流れを先取りしていると言えます。

 多くの皆さんが東北学院大学CSWスキルアッププログラムに参加していただき、地域福祉の推進及び地域課題の解決に向けた人財としてご活躍いただき、地域共生社会の構築といった新たな福祉文化を創造する役割を担ってもらいたいと願っています。

東北学院大学地域共生推進機構特任教授 本間 照雄