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ゼミ紹介(天野ゼミ)

 皆さん、こんにちは、学科ブログの裏の人(の一人)、天野です。 さて、学科の2年生の皆さんは、いよいよ3年生から選択する「演習」の登録時期となりました。そこで、簡単に私の演習では何をしているのか?を紹介したいと思います。

 私が担当するスポーツマネジメント(2年次対象科目選択科目)は、学科の領域では「社会」に区分されています。マネジメントは、組織行動を研究する学問領域で、特殊な対象(スポーツ集団)に絞った分野となります。但し、学際領域と言う幅広い関連する学問分野と共通する部分もありますので、例えば心理学では、社会心理学の領域と関連があり、社会集団の凝集性やリーダーシップ、チームワーク、あるいはバーンアウトなどもスポーツ(集団)と密接に関わっています。

 なんだか難しい話になりましたが、例えば2年生の運動学実験実習Bでは株式会社 ベガルタ仙台様に協力頂き、プロスポーツを観に来る人(観戦者)の行動調査(観戦の動機等)を行いました(調査後、ベガルタ仙台様のご厚意で観戦もして、見事なボレーシュートを目の当たりにしましたw 頑張れベガルタ仙台、ラスト1試合!)。これを深めると、例えば卒業論研究で「何故、スタジアムで飲むビールは、(同じ品質なのに)家で飲むビールより美味しいのか?」と言う論文作成に繋がるかもしれません。

(写真:2024年度ベガルタ仙台観戦者行動調査より)

 3年生の「演習」では、グループに分かれてスポーツに関する社会課題を解決する調査研究を行っていきます。対象には、公共スポーツ(施設の利用者、施設、管理する団体、関連する競技団体、施設を設置している地方公共団体等)や民間スポーツ(スポーツ観戦者、民間スポーツ企業等)、学校スポーツ(運動部活動をしている大学生、高校生、中学生等、指導する教員、外部指導者、支える父兄や地域スポーツ集団等)などがあり、幅広く活動をします。そして、実際に外部でそれを報告してもらうことも行っています。

(Sport Policy for Japan 2024 参加の演習生)

 今年は、「スタジアムのサードプレイス化(スポーツ観戦の場所で「居心地」と「対話」が、その場所に長居したくなる環境と関わっている)」と言うテーマで発表を行いました。そして4年生では、「演習」や学科の授業で獲得した技術(社会調査技法等)や知見を活かして、自らの興味関心(スポーツに関する社会課題)を明らかにする「卒業研究AB」で(卒業)論文という形にしてくのです。興味がある学生の皆さんは、遠慮なく研究室をノックしてみてください。

https://www.ssf.or.jp/dotank/organization/spj/2024/index.html (外部リンク 笹川スポーツ財団HP SPJ2024 結果より)

珠にボヤいているブログもありますので、気晴らしにご参照ください(FACEBOOKなのでログインして参照してください)。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100005605354539 (私の研究室のFBです)

それでは…

(天野 和彦)