平成 30 年3月 13 日(火)、14 日(水)の両日、東北学院高等学校において、高校生を対象とした地域型キャリア教育実践モデルの試行を行いました。
地域型キャリア教育実践モデルは、宮城県等が行う「キャリア教育・志教育の推進に関する覚書」に基づき、社会人基礎力の向上に向けた取組みと地域に対する深い理解を目指し、本事業が進めるディープ・アクティブラーニングを高等学校において導入することで、高校生の情報収集、読解、論理的思考の能力向上を目的としています。
今回は、東北学院高等学校の1年生で東北学院大学コースに在籍する生徒を対象に、総合的な学習の時間の中で地元新聞を活用したアクティブラーニング型授業を全8校時で実施しました。
学習テーマを「社会に対する『高校生の主張』を考える」とし、2日間にわたり、学習方法の紹介、情報ツールとしての新聞の活用、読解手法の説明、さらには、新聞の内容を自らに引き寄せて主張を構成し、相互批評を行うという内容としました。
講師は、地域協働教育推進機構の松﨑光弘特任教授をはじめ、河北新報社防災教育室の大泉大介記者、東北学院高等学校の教諭陣、地域協働教育推進機構事務局が連携して担当しました。
授業を受け、高校生たちは、最後にそれぞれ自分の視点で「アメリカの銃規制」等の新聞記事に対する主張を考え、内容を構成し発表を行いました。
今後はさらに検証を進め、次年度は、東北学院高等学校で本格的にプログラムが実施されると共に、希望する宮城県内の高等学校に対してプログラムの提供を行います。