単位互換コア科目「地域の課題Ⅰ(地域企業版)」の中間報告

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「みやぎ・せんだい協働教育基盤による地域高度人材の育成」事業における教育プログラムの根幹科目群「単位互換コア科目」 の一つとして、平成28年度前期から東北学院大学の2年次生(文学部・教養学部)を対象に「地域の課題Ⅰ(地域企業版)」を開講しています。

本事業における「単位互換コア科目」は、この科目を含めた3科目(「地域の課題Ⅰ」、「地域の課題Ⅱ」、「地域課題演習」)で構成されており、「地域の課題Ⅰ(地域企業版)」は、地域の企業に対して、学生自身が「財務」、「顧客・市場」、「業務プロセス」、「学習と成長」の四つの視点を持ち、具体的な課題を見つけ、自らの言葉で説明できるようになることを目標としています。

4月から5月上旬までの4回の講義では「財務」の視点から、温泉旅館・ホテルの経営を教材にケーススタディを行い、その後の3回の講義では「顧客・市場」の視点から、ドラッグストアを教材に取り上げました。6月上旬からの現在は、「業務プロセス」の視点から講義を展開しています。

授業では、事前及び事後の授業外での学修を重視し、授業中には事前の学びを基にしたディスカッション、プレゼンテーションが行われます。授業終了後は、オンラインでミニッツペーパー(講義の振り返りを自分の言葉で説明する短い文章レポート)の提出、それに対する教員からのフィードバック、フィードバックに対する回答と1週間をフルに使い、ひとつの科目に取り組んでいます。

「単位互換コア科目」は、仮説と検証を軸とした仮説的推論(アブダクション)を取り入れ、多人数教室におけるアクティブラーニングを推進しています。従来の座学にみられる知識伝達型のアプローチから学生を主体としたアプローチへと学習構造を変化させ、学生の主体的な学びを促進し、「課題発見」や「解決能力」の向上を目指しています。

授業科目の更なる詳細、授業参観等については下記の問い合わせ先までご連絡ください。

【問い合わせ】
 地域協働教育推進機構(東北学院大学内)
 電話 022-264-6328・6424
 E-mail ck(a)staff.tohoku-gakuin.ac.jp
 ※(a)を@にしてメールをお送りください。