7月18日(木)、仙台白百合女子大学において2019年度COC+FD/SD合同研修会Section2を開催しました。今年度のFD/SD合同研修会は、これまでの研修において好評だった参加者同士の意見共有や業務改善に向けた内容等を取り入れ、教員・職員を対象とした教学マネジメントの研修、大学と地域・企業をつなぐ連携プログラムの設計方法、単位互換コア科目の設計・運用・評価についての研修を実施しています。
Section2は「大学と地域・企業をつなぐ連携の意味と可能性」と題して、地域・企業と大学の教育プログラムの連携と必要性、コーディネーターの役割等について多くの事例を提示しながら、それらが意味するもの、価値や可能性について研修を行い、会場となった仙台白百合女子大学の教職員をはじめ東北学院大学、宮城学院女子大学、東北生活文化大学の教職員を含む約40名が参加しました。
講師は本機構の松﨑特任教授が担当し、学士課程の質的転換に関する中央教育審議会の答申以降の流れ、本事業による事例紹介、自治体との連携、他地域の事例紹介、連携による効果、コーディネーターの役割等を説明し、最後に「企業・自治体と大学の相乗効果とは、地域や企業との相互作用の中でイノベーションマネジメントと教学マネジメントとの共進化が促進されること」との説明がありました。
参加者からは、「地域・企業との連携の意義やプロセスについて深く知ることができた」「地域と大学が連携する上でのあるべき姿について理解することができた」「学生に問いを発生させるという話がとても印象深かった」等の感想があり、充実した研修会となりました。
次回の合同研修会は、Section3として、8月5日(月)東北学院大学土樋キャンパスを会場に、「『単位互換コア科目』プログラムの開発」と題して開催します。また、その後もSpecial Section、Section4として「『単位互換コア科目』のプログラムの運用・評価」についての研修を順次開催します。
合同研修会の詳しい内容、申し込みはこちらをご覧ください。