東北学院大学　産学連携推進センター｜シーズ集

研究テーマ

1　活発な子どもを育むために

　現在、子どもの体力の二極化が問題視されており、昔に比べて、子どもの体力が低下していることが危惧されております。これら問題の一要因として、現代っ子は、日頃動かなくなったことが考えられております。

　では現代っ子の活動状況はどれくらいなのか、子どもの活動状況について、定量化することが私の研究テーマの一つとなります。特に最近では、今までの歩数だけではなく、活動の強度にも注意して、定量化する必要があります。つまり、一歩でも、強度が異なります。

　もう一つのテーマは、活発な子どもを育むための方法の開発です。子どもに対するミクロなアプローチ（健康教育）に加えて、マクロなアプローチ（親・教師へのサポート、街づくりとの関連など）にも着目しております。

　将来活用できる応用例について，まずは教育現場に役立つと考えております。現在，被

災地女川の子どもの活動量を定量化しており，その状況を現場の先生型にフィードバッ

クし，健康教育に応用しております（写真上）。　

　二つ目は，福祉の街づくりへの応用を目指します。世界保健機関では，ヘルスプロモー

ションとして，環境づくりを強調するようになりました。写真下は，ICTによる運動習慣

環境づくりの機器になります。活動し易い環境を研究することで，子どもだけでなく，地

域住民の健康を考える福祉の町づくりに役立つと考えます。

【キーワード】

応用健康科学，ICT，活動量，健康教育，子ども

【連絡先】

E-mail: kokazaki○mail.tohoku-gakuin.ac.jp（○を@に変えてください）

Tel: 022-354-8647