- 研究者 魚橋 慶子
- 工学部
- 機械知能工学科
- 教授
研究テーマ | 1 情報幾何学、微分幾何学 |
内容
品質工学の基礎理論:
品質工学では、データが正規分布に従うと仮定することが多いです。しかし最頻値からの「隔たりが大きいデータ」を無視できない場合、べき分布を利用するとデータのあてはまりが良いことがあります。べき分布・正規分布の統計学的な特徴を情報幾何学の面から捉え、品質工学へ応用します。
情報幾何学、幾何学一般について:
確率統計学・システム制御工学などに現れる数学の1つである情報幾何学と、その応用について研究しています。 微分幾何学におけるリーマン多様体論として、統計多様体(例:正規分布の集まり、べき分布の集まり)の性質を調べています。
研究成果の応用例、活用分野、企業等への提案事例
・データの集まりがどの様な分布関数を用いて近似できるかを調査
・状態遷移が指数関数的でない場合のシステム解析
(q-指数関数(通常の指数関数の変形版)で粘性等が表される場合)
・機械工学、土木工学などに現れる幾何概念
(曲率、捩率、リーマン計量、測地線など)の活用
<鉄道レール検査機器開発について、相談を受けたことがあります。>
【キーワード】
品質工学,情報幾何学
【連絡先】
E-mail: uohashi○mail.tohoku-gakuin.ac.jp(○を@に変えてください)