研究室INDEX

工学専攻科は4つの専攻で構成され、次世代のテクノロジーを担う人材を育成しています。

環境建設工学専攻
応用力学研究室

中沢 正利

中沢 正利 教授

学位:工学博士


歩道が浮き上がるミレニアムブリッジ(イギリス)

数値計算の技術を活用した
研究対象が幅広い「応用力学」

公共構造物を安全で経済的に設計するため、主に鋼構造について力学原理に基づいた部材の強度解析を行い、コンピュータによる数値実験や応用的課題研究を行っています。

研究テーマ
鋼構造部材の損傷理論、各種構造解析理論
研究キーワード
非線形構造力学 計算力学 分岐・座屈問題 損傷理論 材料劣化問題 など

先生はこんな人 - Personal Data -

学生に読んで欲しい本を1冊ご紹介ください。
『高熱隧道』吉村昭 著
その本を読んで欲しい理由を教えてください。
文体の簡潔さを味わってほしい。自然と対峙する建設工事の達成感を感じてほしい。
現在気になっているコト・モノと、その理由を教えてください。
私立工学系大学の行く末と工業教育の衰退。
研究を通して学生に伝えたいことは何ですか?
未知のものに挑戦する心。
研究に取り組んでいて、楽しいと感じる瞬間は?
式が解けて種々の関連現象との関係が理解できたとき。数値計算プログラムがうまく動いて現象の予測などに活用できたとき。
研究に取り組む上でのモットーは?
問題の位置づけと意義をよく考える。
研究室の雰囲気や特徴について教えてください。
当たり前の事を当たり前にすぐやる。やり終えたらスポーツ、飲み会などを思いっきり楽しむ。
今一番力を入れて取り組んでいる研究をひとつ教えてください。
シザーズ構造を応用した新橋梁形式の実用化と浮体構造との融合。
その研究が実用化されると将来どのように活かされるでしょう。
例えば展開橋や収納構造物、災害時緊急橋の提供。
先生ご自身が大学院を目指すきっかけは何でしたか。
設計技師になりたかったので、最先端の橋梁設計理論の修得。
先生ご自身はどんな大学院生でしたか。
構造力学理論と数値計算手法(非線形構造解析プログラム)の修得に必死でした。野球、テニスなどの運動もやりました。
大学院生時代、どんなことに夢を抱いていましたか。
技術の最先端の現場で働くことができればいいなと考えていた。
研究を通して、今先生が未来に抱く「夢」とは。
研究論文あるいは新形式橋梁など、自分の業績を形として残すこと。