研究室INDEX

工学専攻科は4つの専攻で構成され、次世代のテクノロジーを担う人材を育成しています。

電子工学専攻
スピンエレクトロニクス研究室

土井 正晶

土井 正晶 教授

学位:博士(工学)


反射高速電子線回析像

スピン(磁石)の性質を利用した
近距離無線通信システムの開発へ

半導体チップの3次元集積・実装技術、生体NEMS間の無線通信の実現を目標に、電子が持つスピンの性質を使った超小型・省エネルギー型の送信・受信デバイスの開発に取り組んでいます。

研究テーマ
超小型・省エネルギー無線通信システムの開発に向けた新しいスピンエレクトロニクスデバイスの応用研究
研究キーワード
スピン(磁石) 近距離無線通信システム 電子ビーム蒸着 など

先生はこんな人 - Personal Data -

学生に読んで欲しい本を1冊ご紹介ください。
Ferromagnetism (Bozorth)
その本を読んで欲しい理由を教えてください。
先人の強磁性体についての実験データが輝いて見えるから。
現在気になっているコト・モノと、その理由を教えてください。
一つの課題を極めること、自分の夢を実現できるよう自分自身に磨きをかけること。
研究を通して学生に伝えたいことは何ですか?
いかに学生さんに電子工学の魅力を伝え、興味を持って貰えるか。講義の期末試験の結果がかんばしくなかったので。
研究に取り組んでいて、楽しいと感じる瞬間は?
自分の予想と全く異なる実験結果が出たとき。
研究に取り組む上でのモットーは?
根性・気合・スピード
研究室の雰囲気や特徴について教えてください。
研究自体には厳しく、研究室の雰囲気は楽しく、お互いに笑顔で挨拶する。
今一番力を入れて取り組んでいる研究をひとつ教えてください。
省エネルギー型スピンデバイスに関する研究
その研究が実用化されると将来どのように活かされるでしょう。
超小型無線システムによる半導体チップの3D集積実装、NENMS間の無線通信、生体情報の無線通信など、地球温暖化阻止と安全・安心な持続可能な社会の構築に貢献できる。
先生ご自身が大学院を目指すきっかけは何でしたか。
当時の研究課題が私には難しく、大学院まで進まないと大学に入学した意味が無いと感じたから。
先生ご自身はどんな大学院生でしたか。
よく良く遊び、よく良く実験することを目指していましたが、「よく遊び」が優っていたか?
大学院生時代、どんなことに夢を抱いていましたか。
電子を見てみたい、室温超伝導体を開発したい、超強力永久磁石を作りたい、high momentの強磁性体を開発したいなど。
研究を通して、今先生が未来に抱く「夢」とは。
電子のスピンを積極的に使った物やデバイスの開発が少しでも安全・安心な持続可能な社会の構築のために役立ち、人のためになること。