研究室INDEX

工学専攻科は4つの専攻で構成され、次世代のテクノロジーを担う人材を育成しています。

電子工学専攻
半導体材料デバイス工学研究室

原 明人

原  明人 教授

学位:博士(理学)


本研究室で開発した半導体デバイス

世界でオンリーワンの技術を駆使して
新構造デバイスについて総合的に研究

薄膜トランジスタに注目し、フレキシブル基板上や3次元(縦方向)への集積を目指した半導体結晶成長技術・プロセス技術・新構造デバイスに関する総合的研究。

研究テーマ
薄膜トランジスタのフレキシブル化・高性能化・高機能化・3次元集積化
半導体中における局所ナノ構造の創成・物性制御・デバイス応用
研究キーワード
半導体 デバイス トランジスタ 薄膜 薄膜トランジスタ ナノ など

先生はこんな人 - Personal Data -

学生に読んで欲しい本を1冊ご紹介ください。
原明人:初歩から学ぶ半導体工学(講談社サイエンティフィック、2022)
その本を読んで欲しい理由を教えてください。
本研究室の教員が執筆した半導体工学の専門書である。
半導体物性およびディジタル社会に不可欠な電界効果トランジスタ(MOSFET)に関する記述に詳しい。大学院生にも最適である。
現在気になっているコト・モノと、その理由を教えてください。
幸せとは何かということ。自分が年をとったからだと思います。
研究を通して学生に伝えたいことは何ですか?
コツコツと繰り返し、あきらめずに努力すること。
研究に取り組んでいて、楽しいと感じる瞬間は?
新しい技術や新しい研究の芽が見え始めたとき。
研究に取り組む上でのモットーは?
オンリーワンの強い技術で世界との研究開発競争を勝ち抜く。
自らのグループが研究中心となって論文・学会発表を行う。
研究室の雰囲気や特徴について教えてください。
比較的小規模なので、一人ずつ議論・アドバイスができます。
今一番力を入れて取り組んでいる研究をひとつ教えてください。
薄膜トランジスタに関する研究・開発。
その研究が実用化されると将来どのように活かされるでしょう。
薄くて軽いシート状のコンピュータやフレキシブルデバイス・ウェアラブルデバイスといった5Gネットワーク社会・IoT社会のキーデバイスが実現されます。
先生ご自身が大学院を目指すきっかけは何でしたか。
半導体分野の研究者を目指していたから。
先生ご自身はどんな大学院生でしたか。
他のことを考える精神的な余裕がありませんでしたので研究に取り組んでいました。
もう少し時間を有効に使えばよかったと後悔しています。頑張ったわりには研究成果はイマイチでした。
大学院生時代、どんなことに夢を抱いていましたか。
半導体産業が急成長していた時代でしたので、企業は半導体の基礎研究に大規模投資し、大学以上に基礎研究を重要視する時代でした。半導体先端企業に入社して、高い給料をもらいながら、企業の高価な最先端装置を使って、半導体の最先端の基礎研究を行いたいと思っていました。
研究を通して、今先生が未来に抱く「夢」とは。
日本が「ものづくり大国」として復活してくれたら嬉しいと思っています。