東北学院大学大学院 工学研究科では、高度な研究を行うために研究者・エンジニアとしての能力を実践的に養います。
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研究室INDEX
環境化学研究室
研究室INDEX
工学専攻科は4つの専攻で構成され、次世代のテクノロジーを担う人材を育成しています。
環境建設工学専攻
環境化学研究室
韓 連熙
教授
学位:博士(薬学)
ラジカルを測定する装置
もっときれいな水環境へ
効率的な分解除去技術について研究
本研究室では、最も強力な酸化剤であるヒドロキシルラジカルを大量生成させ、水中の有機物質を酸化分解すると共に、その分解メカニズムについての研究を行っています。
研究テーマ
促進酸化処理法を用いた水処理
研究キーワード
促進酸化水処理
土壌汚染処理
バイオ発電 など
先生はこんな人 - Personal Data -
学生に読んで欲しい本を1冊ご紹介ください。
『老化』美濃真 著、化学同人
その本を読んで欲しい理由を教えてください。
この本は生命現象への化学的アプローチであり、化学と生物のはざまを埋め、生命科学の深い理解へ導くのではないかと思いますので。
現在気になっているコト・モノと、その理由を教えてください。
専門知識も大事なものですが、その前に、社会に出てから学んだら遅くなる社会人としての常識を身に付けることがもっと大事なことだと思っています。例えば、前向きな姿勢や積極性、礼儀などです。さらに、無駄な時間をなくすための計画性を身に付けるのが先だと思います。その上で専門知識(主に水環境に関する知識)もしっかりと身に付ければ今の不景気の社会でも問題ないと思います。
研究を通して学生に伝えたいことは何ですか?
研究は人生そのものです。
研究に取り組んでいて、楽しいと感じる瞬間は?
失敗し続けている実験の問題が解決でき、うまく実験が進んだ時です。
研究に取り組む上でのモットーは?
自分の研究が自慢できるようにしましょう。世の中の役に立ちましょう。
研究室の雰囲気や特徴について教えてください。
明るくて元気いっぱいの研究室であります。
今一番力を入れて取り組んでいる研究をひとつ教えてください。
「可視光応答型光触媒反応におけるヒドロキシルラジカル生成に関する研究」です。
その研究が実用化されると将来どのように活かされるでしょう。
現在、空気浄化や脱臭分野では実用化されつつありますが、水処理分野でも実用化される場合は、コスト削減や効率よく短時間で様々な水中汚染物質の分解が可能であり、さらに水道水の原水で多発しているカビ臭などの問題も解決できると思います。
先生ご自身が大学院を目指すきっかけは何でしたか。
実験が大好きであったのがきっかけです。
先生ご自身はどんな大学院生でしたか。
元気で明るい院生で目的意識はあったと思います。
大学院生時代、どんなことに夢を抱いていましたか。
人が飲んで元気になる水を作るのが夢でした。
研究を通して、今先生が未来に抱く「夢」とは。
現在までに我々が起こした水汚染を解決し、さらにこれから起こる水環境問題を簡単に解決することです。