研究室INDEX

工学専攻科は4つの専攻で構成され、次世代のテクノロジーを担う人材を育成しています。

環境建設工学専攻
建築計画研究室

恒松 良純

恒松 良純 教授

学位:博士(工学)

建築・都市について空間の構成と
意識の構造からその魅力を探求

建築や都市の様々な空間の雰囲気や印象を理解し、それがどのような要因によって構成されているかを探求します。その成果をまちづくりや建築設計・制度策定における資料としての活用を考えています。

研究キーワード
建築計画 計画基礎 環境心理・認知・行動 空間の評価 景観 など

先生はこんな人 - Personal Data -

学生に読んで欲しい本を1冊ご紹介ください。
「空間体験」世界の建築・都市デザイン
その本を読んで欲しい理由を教えてください。
建築を学ぶ学生にとって大切な、建築や都市について解説しています。機会があれば訪れてほしい場所ばかりです。単純に観光ガイドとして見ても楽しめます。「空間演出」「空間要素」という続編も是非。
現在気になっているコト・モノと、その理由を教えてください。
湿気と対策。困っています。対策が難しいのと快適性に関わるので。
研究を通して学生に伝えたいことは何ですか?
工学分野ですが基本的に相手は人であると考えています。利用者の視点を忘れずにいてほしい。
研究に取り組んでいて、楽しいと感じる瞬間は?
成果が何かしらの形で実際の建築や制度に活かされたとき。
研究に取り組む上でのモットーは?
実際の空間を体験すること。
研究室の雰囲気や特徴について教えてください。
やるべき事を進めていれば比較的自由な時間を過ごしています。
今一番力を入れて取り組んでいる研究をひとつ教えてください。
景観を検討する上での制度と色彩基準について。
その研究が実用化されると将来どのように活かされるでしょう。
景観法という法律ができて10年が経ちます。都市の雰囲気を良くするための法律ですが、各自治体で利用するときに職員の人たちが参考にする資料が少ないようです。分かりやすく活用してもらえる資料になればと考えています。
先生ご自身が大学院を目指すきっかけは何でしたか。
建築の設計や計画を志す場合には大学院が必須と業界的に言われていましたので、比較的自然と目指すことになりました。
先生ご自身はどんな大学院生でしたか。
友人達とコンペを出していました。研究はでは現地調査で国内の様々なところに行きました。
大学院生時代、どんなことに夢を抱いていましたか。
設計を仕事とする事を目指していたと思いますが、知らないことが多くこなすので精一杯だったかもしれません。
研究を通して、今先生が未来に抱く「夢」とは。
仕様などの物理的な基準を優先する考えではなく、質的な人のくらしを考えたまちづくり。