研究室INDEX

工学専攻科は4つの専攻で構成され、次世代のテクノロジーを担う人材を育成しています。

環境建設工学専攻
水工学研究室

三戸部 佑太

三戸部 佑太 准教授

学位:博士(工学)

最先端技術を結集して、
より健やかな未来の創造に取り組む

波が砕ける時の水面変形・流れや砂の輸送といった基礎研究から、実際のフィールドを対象とした海浜変形過程に関する研究も行っています。また、津波による地形変化に関する実験や数値計算も行います。

研究テーマ
砕波、海浜変形、津波による地形変化
研究キーワード
水理実験 画像計測 3次元写真測量 UAV 数値シミュレーション など

先生はこんな人 - Personal Data -

学生に読んで欲しい本を1冊ご紹介ください。
「燃えよ剣」司馬遼太郎著
その本を読んで欲しい理由を教えてください。
うまく生きるのではなく、ただひたすらに己の道を進む土方歳三の生き様に憧れを覚えたから。
現在気になっているコト・モノと、その理由を教えてください。
高速連写が可能でかつ綺麗な画像が撮れるカメラがほしいです。いい波の写真がとりたいから。
研究を通して学生に伝えたいことは何ですか?
研究を通して学生に伝えたいことは何ですか?
研究に取り組んでいて、楽しいと感じる瞬間は?
細かい技術的な問題を含め、問題の解決のための方法を考え、実行していく過程自体が楽しいと思います。
研究に取り組む上でのモットーは?
実際の水の流れを想像すること
研究室の雰囲気や特徴について教えてください。
自由でありつつ、やるべきことはきっちりやる、そんな研究室にしたいと思っています。
今一番力を入れて取り組んでいる研究をひとつ教えてください。
津波によって引き起こされる地形変化やその津波遡上過程への影響に関する研究を行っています。特に海岸堤防の裏側で発生した局所的な侵食を対象とした実験や計算を実施しています。
その研究が実用化されると将来どのように活かされるでしょう。
海岸堤防を越えた津波は堤防を破壊し、背後にある町に大きな被害をもたらしました。堤防の破壊要因である堤防背後の侵食やそれを通過する流れを明らかにし、津波が越流しても壊れずに背後での津波の勢いを抑える最適な海岸堤防の構造を検討していきます。
先生ご自身が大学院を目指すきっかけは何でしたか。
水の流れについて勉強してみたくて大学に入ったのに、水の流れに関する研究をできるのが4年生の1年間では物足りない、と思ったので。
先生ご自身はどんな大学院生でしたか。
実験室にこもって実験で撮った画像の解析に没頭してました。どんなときも、実験をして水面をみてると癒されました(今でもですが)。
大学院生時代、どんなことに夢を抱いていましたか。
水の流れを自在に操りたいなあ、と。
研究を通して、今先生が未来に抱く「夢」とは。
水に逆らわず、それでいて洪水や津波、高波といった水の猛威にも耐えうる、そんな方法が思い浮かぶといいですね。